いち‐だ【一朶】
1 花のひと枝。また、一輪の花。「—の桜」「—の白百合(しらゆり)」 2 ひと群れ。ひとかたまり。「—の雲」
いわ‐でんだ【岩連朶】
《「でんだ」はシダの古名》オシダ科の多年生のシダ。山地の岩上に生え、高さ20〜40センチ。根茎は短く、葉は束生し、羽状複葉で、細い針金状の赤褐色の柄をもつ。
しだ【羊歯/歯朶】
シダ植物の総称。花はなく、胞子によって繁殖するが、特に無性世代の胞子体をさしていう。シノブ・ワラビ・ゼンマイなどがあるが、ウラジロをいうことが多い。《季 新年》「誰が聟(むこ)ぞ—に餅負ふ丑の年...
じ‐だ【耳朶】
1 みみたぶ。 2 みみ。「糸の音が再び落ちつきかけた—に響く」〈漱石・幻影の盾〉
そ‐だ【粗朶/麁朶】
切り取った木の枝。薪に用いるほか、海苔篊(のりひび)などにも使う。