やぎゅう【柳生】
奈良市北東部の地名。もと柳生氏1万石の陣屋が置かれた地。
やぎゅう【柳生】
姓氏の一。 [補説]「柳生」姓の人物柳生十兵衛(やぎゅうじゅうべえ)柳生宗矩(やぎゅうむねのり)柳生宗厳(やぎゅうむねよし)
やぎゅう‐しんかげりゅう【柳生新陰流】
⇒柳生流
やぎゅうひじょうけん【柳生非情剣】
隆慶一郎による時代小説集。いずれも柳生流の剣士たちを主人公とする短編6作からなる。昭和63年(1988)刊行。
やぎゅうぶげいちょう【柳生武芸帳】
五味康祐による長編時代小説。昭和31年(1956)から昭和33年(1958)にかけて「週刊新潮」誌に連載。単行本は全7巻。剣術家の柳生一族を隠密集団と捉え、その暗躍の歴史を描く。
やぎゅう‐じゅうべえ【柳生十兵衛】
[1607〜1650]江戸前期の剣術家。大和の人。宗矩(むねのり)の長男。名は三厳(みつよし)。徳川家光の信頼があつく、新陰流を究めた。諸国を多く巡歴したために、後世、さまざまな巷説(こうせつ)...
やぎゅう‐むねのり【柳生宗矩】
[1571〜1646]江戸初期の剣術家。大和の人。宗厳の五男。父とともに徳川家康に仕え、徳川秀忠に新陰流を伝授。徳川家光の信頼があつく、寛永9年(1632)総目付となり、諸大名の監視に当たった。
やぎゅう‐むねよし【柳生宗厳】
[1527〜1606]安土桃山時代の剣術家。大和の人。号、石舟斎。上泉秀綱に新陰流を学んで大成し、柳生新陰流を創始。徳川家康に兵法を伝授した。