よこ‐やま【横山】
起伏が少なく横に連なっている山。「赤駒を山野にはかし捕りかにて多摩の—徒歩(かし)ゆか遣(や)らむ」〈万・四四一七〉
よこやま【横山】
姓氏の一。 [補説]「横山」姓の人物横山(よこやま)エンタツ横山源之助(よこやまげんのすけ)横山大観(よこやまたいかん)横山泰三(よこやまたいぞう)横山白虹(よこやまはくこう)横山又次郎(よこや...
よこやま‐しんとう【横山神道】
神道の一流派。江戸時代、神道学者横山当栄(当永)が唱道。
よこやま‐ずみ【横山炭】
白炭(しろずみ)の一種。大阪府南西部の横山地方から産する枝炭。《季 冬》
よこやま‐たいぞう【横山泰三】
[1917〜2007]漫画家。高知の生まれ。横山隆一の弟。痛烈な政治・社会風刺を得意とし、高い評価を得た。代表作は毎日新聞の連載「プーサン」、朝日新聞の連載「社会戯評」など。
よこやま‐えんたつ【横山エンタツ】
[1896〜1971]漫才師。兵庫の生まれ。本名、石田正見。花菱アチャコとコンビを組んだ漫才で人気を確立。喜劇俳優として、映画・舞台でも活躍した。
よこやま‐げんのすけ【横山源之助】
[1871〜1915]社会問題研究家。富山の生まれ。横浜毎日新聞の記者となり、都市下層社会や労働者の実態を調査し、「日本之下層社会」を著した。他に「内地雑居後之日本」など。
よこやま‐たいかん【横山大観】
[1868〜1958]日本画家。茨城の生まれ。本名、秀麿。岡倉天心・橋本雅邦に師事し、日本美術院の創立に参加。天心没後は再興日本美術院を主宰。朦朧体(もうろうたい)とよばれる画風を試みるなど、日...
よこやま‐はくこう【横山白虹】
[1899〜1983]俳人。東京の生まれ。本名、健夫。昭和2年(1927)より俳句雑誌「天の川」編集長を務め、同12年には「自鳴鐘(とけい)」を主宰して新興俳句運動を推し進めた。
よこやま‐またじろう【横山又次郎】
[1860〜1942]地質・古生物学者。長崎の生まれ。東大教授。日本人として初の化石記載論文を発表したほか、古生物学の分類名や用語の日本語訳を創案した。著作に「古生物学綱要」など。