あいのし【愛の死】
《原題、(ドイツ)Liebestod》ワグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の第3幕終結部の管弦楽曲。独立して演奏されることも多い。
あっ‐し【圧死】
[名](スル)おしつぶされて死ぬこと。「倒れたブロック塀の下敷きになって—した」
アルテミオクルスのし【アルテミオ=クルスの死】
《原題、(スペイン)La muerte de Artemio Cruz》フエンテスの長編小説。1962年刊。死の床に横たわる大富豪アルテミオ=クルスの生涯を、複数の人称を用いて重層的に描く。
あんらく‐し【安楽死】
回復の見込みがなく苦痛の激しい病人が、本人の意志のもと、延命を拒んだり死期を早める処置を受けたりして死ぬこと。また、その死。ユータナジー。オイタナジー。→積極的安楽死 →消極的安楽死
アーサーおうのし【アーサー王の死】
《原題、(フランス)Le Morte d'Arthur》マロリーによる長編の散文物語。アーサー王伝説の集大成とされる作品で、作者の死後1485年に発表。執筆時の題名は「アーサー王と高貴なる円卓の...
あんらくし【安楽死】
[共通する意味] ★助かる見込みのない病人やけが人を、余計な苦しみから解放するために安らかに死なせること。[英] euthanasia; mercy killing[使い方]〔安楽死〕スル[使い...
いし【縊死】
[共通する意味] ★つるしたひもなどで首をくくって自殺すること。[英] hanging oneself[使い方]〔首くくり〕▽負債に耐えきれず首くくりをする〔首吊り〕▽かもいに綱をかけて首吊りを...
かいし【怪死】
[共通する意味] ★普通でない状態での死。[英] an unnatural death[使い方]〔変死〕スル▽公園で幼児が変死している▽変死者〔怪死〕スル▽宝石商が怪死した事件[使い分け]【1】...
がし【餓死】
[共通する意味] ★飢えて死ぬこと。[英] death from hunger[使い方]〔餓死〕スル▽飢饉(ききん)で多数の農民が餓死した▽餓死寸前の状態〔飢え死に〕スル▽放置された幼児が飢え死...
きゅうし【九死】
[共通する意味] ★ぎりぎりまで追いつめられた最大の危機。[英] to the last extremity[使い方]〔絶体絶命〕▽絶体絶命の窮地に陥る〔剣が峰〕▽剣が峰に立たされる〔九死〕▽九...
すいせいむし【酔生夢死】
何もせずに、むなしく一生を過ごすこと。生きている意味を自覚することなく、ぼんやりと無自覚に一生を送ること。酒に酔ったような、また、夢を見ているような心地で死んでいく意から。
ちょうせいふし【長生不死】
長生きして死なないこと。▽「長生」は長生きをすることや長命の意。
ちょうせいぼし【朝生暮死】
生命のきわめて短いこと。人生のはかないことのたとえ。▽かげろうの類などが朝に生まれて夕べには死ぬことから。「朝あしたに生うまれて暮くれに死しす」と訓読する。
ふろうふし【不老不死】
いつまでも年をとらず、死なないこと。いつまでも老いることなく生きること。
ようせいそうし【養生喪死】
生ある者を十分に養い、死んだ者を手厚く弔うこと。孟子もうしは、これを王道政治の始めとした。▽「養生」は父母や妻子を豊かに生活させる意。「生」は「じょう」とも読む。「生せいを養やしない死しを喪そうす」と訓読する。