いい‐きぜん【好い気前】
[形動]《近世江戸語》自分勝手でいい気なさま。「—な。いろいろなことを言ってくる」〈洒・四十八手〉
いけ
[接頭]多く、好ましくない意味の語に付いて、いっそう卑しめ、さげすむ意を表す。いき。「—どし」「—好かない」「—しゃあしゃあ」 [補説]近世江戸語に多くみられる。
いっ‐こう【一向】
[名]「一向宗(いっこうしゅう)」の略。
[副](「一向に」の形で用いる) 1 全然。まったく。「何を言われても—に動じない」 2 (あとに打消しの語を伴って)ちっとも。少しも。「—に存じま...
い・る【射る】
[動ラ五(四)]「い(射)る」(上一)に同じ。近世江戸語以降の用法。「灯(ひ)の光り闇を破りて遥(はるか)に身を—・り」〈露伴・いさなとり〉
うしゃあが・る
[動ラ四]《「うせあがる」の音変化。近世江戸語》「行く」「来る」「去る」「居る」などの意をののしっていう語。「何処(どけ)へ這入(へえ)り込んで—・るか」〈滑・浮世床・初〉