おんなせいげん【女清玄】
歌舞伎狂言「隅田川花御所染(すみだがわはなのごしょぞめ)」の通称。
きよみず‐せいげん【清水清玄】
浄瑠璃・歌舞伎における清玄桜姫ものの主人公。清水寺の僧清玄。桜姫の色香に迷い、堕落して死に至る。
げん【玄】
1 赤または黄を含む黒色。 2 老荘思想で説く哲理。空間・時間を超越し、天地万象の根源となるもの。 3 微妙で奥深いこと。深遠なおもむき。「—を談じ理を折(ひら)く」〈太平記・一〉 4 《玄のつ...
げん【玄】
[常用漢字] [音]ゲン(呉) [訓]くろ くろい 1 赤または黄を帯びた黒色。「玄黄・玄米」 2 奥深くて暗い。「玄関・玄室・玄妙/幽玄」 3 奥深い道理。「玄学」 4 はるかに遠い。「玄孫」...
げん‐げん【玄玄】
[名・形動タリ]奥深いこと。はなはだ深遠なこと。また、そのさま。「妙の一字は不可得不可思儀の間に出でて、—のうちにあるなり」〈ひとりね・上〉
かんざん‐えげん【関山慧玄】
[1277〜1361]南北朝時代の臨済宗の僧。信濃の人。俗姓、高梨氏。鎌倉の建長寺に入り、のち、京都大徳寺の宗峰妙超に師事し、その法を継承。妙心寺の開山となる。無相大師。
きのした‐りげん【木下利玄】
[1886〜1925]歌人。岡山の生まれ。本名、利玄(としはる)。佐佐木信綱の門下。「心の花」、ついで「白樺」同人。歌集「銀」「紅玉」「一路」など。
ぎげん【義玄】
⇒臨済(りんざい)
しんげん【信玄】
武田信玄のこと。
たけだ‐しんげん【武田信玄】
[1521〜1573]戦国時代の武将。名は晴信。信玄は法名。父信虎を廃して甲斐(かい)の守護となり、信濃一円を制し、上杉謙信と対立、数度に及び川中島で合戦。のち、京都進出を企てて三方ヶ原で徳川...