き‐ころ・す【着殺す】
[動サ五(四)]1枚の着物を、破れてだめになるまで着る。着つぶす。「気に入ったとなると膝が抜けるまで—・してしまう」〈谷崎・痴人の愛〉
きょう‐げん【狂言】
1 日本の古典芸能の一。猿楽のこっけいな物真似(ものまね)の要素が洗練されて、室町時代に成立したせりふ劇。同じ猿楽から生まれた能に対する。江戸時代には大蔵・和泉(いずみ)・鷺(さぎ)の三流があっ...
ち【痴〔癡〕】
[常用漢字] [音]チ(呉)(漢) [訓]おこ しれる 1 知恵が足りない。おろか。「痴人・痴態・痴鈍・痴呆(ちほう)/音痴・愚痴」 2 男女関係で理性を失ったさま。「痴情・痴話/情痴」 3 物...
ち‐しゃ【痴者】
愚か者。ばか者。痴人。
ねめ‐つ・ける【睨め付ける】
[動カ下一][文]ねめつ・く[カ下二]にらみつける。「じーっと鋭く私の眉間を—・けました」〈谷崎・痴人の愛〉
ぐしゃ【愚者】
[共通する意味] ★愚かな人。[英] a fool[使い方]〔愚者〕▽愚者も千慮に一得あり(=愚かな者でも、まれには役に立つ名案を出すこともある)〔愚人〕▽愚人との論争は無益である〔愚物〕▽私ご...
ちじん【痴人】
[共通する意味] ★愚かな人。[英] a fool[使い方]〔愚者〕▽愚者も千慮に一得あり(=愚かな者でも、まれには役に立つ名案を出すこともある)〔愚人〕▽愚人との論争は無益である〔愚物〕▽私ご...
ぐぶつ【愚物】
[共通する意味] ★愚かな人。[英] a fool[使い方]〔愚者〕▽愚者も千慮に一得あり(=愚かな者でも、まれには役に立つ名案を出すこともある)〔愚人〕▽愚人との論争は無益である〔愚物〕▽私ご...
ぐじん【愚人】
[共通する意味] ★愚かな人。[英] a fool[使い方]〔愚者〕▽愚者も千慮に一得あり(=愚かな者でも、まれには役に立つ名案を出すこともある)〔愚人〕▽愚人との論争は無益である〔愚物〕▽私ご...
ストリンドベリ【Johan August Strindberg】
[1849〜1912]スウェーデンの劇作家・小説家。赤裸々な人間像を描く自然主義的な作品を書いた。イプセンとともに近代演劇の先駆者。小説「赤い部屋」「痴人の告白」、戯曲「父」「令嬢ジュリー」「ダ...
たにざき‐じゅんいちろう【谷崎潤一郎】
[1886〜1965]小説家。東京の生まれ。精二の兄。第二次「新思潮」同人。「刺青(しせい)」などで永井荷風に認められ、耽美的作風に新しい境地を開く。関西移住後は、古典的な日本美に傾倒し、独自の...
ホフマンスタール【Hugo von Hofmannsthal】
[1874〜1929]オーストリアの詩人・劇作家。新ロマン主義の代表的作家で、繊細・典雅な作風を示した。韻文劇「痴人と死」、オペラ台本「薔薇(ばら)の騎士」、小説「影のない女」など。