かめのこ‐ばんてん【亀の子半纏】
江戸時代、子供が着た綿入れの半纏。両袖がなく亀の甲に似る。
こうもり‐ばんてん【蝙蝠半纏】
丈のきわめて短い半纏。江戸時代、文政・天保(1818〜1844)のころから、旅商人などが用いた。多くは木綿製。
こしきり‐ばんてん【腰切り半纏】
腰の辺りまでしかない短い半纏。職人が仕事着などにする。
さしこ‐ばんてん【刺(し)子半纏】
刺し子で作った半纏。火消しの法被(はっぴ)などに用いた。
しず‐たまき【倭文手纏】
[枕]《上代は「しつたまき」》倭文で作った手纏きは玉製などに比べて粗末なところから、「いやしき」「数にもあらぬ」にかかる。「—数にもあらぬ命もて」〈万・六七二〉