あん‐が【安臥】
[名](スル)からだを横たえて楽にすること。「白いシーツに裹(つつ)まれた布団が、彼の—を待つべく長々と延べてあった」〈漱石・明暗〉
うきょう‐が【右脇臥】
僧侶の寝る姿勢。右わきを下にして、足を重ねて臥(ふ)す。
えん‐が【偃臥】
[名](スル)うつぶして寝ること。腹ばうこと。「余終日—す」〈中井弘・航海新説〉
おう‐が【横臥】
[名](スル)横になって寝ること。からだを横たえること。「ベッドに—している」
が【臥】
[人名用漢字] [音]ガ(グヮ)(呉)(漢) [訓]ふす ふせる 横になって寝る。「臥床・臥竜・臥薪嘗胆/安臥・横臥・起臥・仰臥・病臥・行住坐臥」 [名のり]お [難読]草臥(くたび)れる・臥所...
ぎょうじゅうざが【行住坐臥】
日常の立ち居振る舞いのこと。転じて、ふだん・常々の意。▽「行」は歩くこと。「住」はとどまること。「坐」は座ること。「臥」は寝ること。仏教ではこれを四威儀しいぎという。
じょうじゅうざが【常住坐臥】
日常、座っているときでも寝ているときでも、いつも。ふだんの生活で。四六時中。
とうざんこうが【東山高臥】
世俗を離れて、山野に隠れ住み、自由気ままに暮らすこと。隠居して出仕しないことのたとえ。隠遁いんとん。
にちじょうざが【日常坐臥】
寝ているときも座っているときも。ふだん、いつでも。▽「坐臥」は座ることと寝ること。すなわち、起きているときも寝ているときもの意。「坐」は「座」とも書く。
りゅうちょうこが【竜跳虎臥】
筆勢が何の束縛も受けず、縦横自在で、さまざまな字様を駆使していること。竜が天に向かって身を躍らせて跳び上がったり、とらが大地にからだを伏せる様子を筆の勢いに比喩ひゆしたもの。▽「竜」は「りょう」とも読む。