あい‐いろ【藍色】
藍で染めた色。濃い青色。
あ‐いろ【文色】
《「あやいろ」の音変化》模様。また、物のようす。多くあとに打消しの語を伴う。文目(あやめ)。「ものの—もわかたないほどに暮れかけたが」〈里見弴・多情仏心〉
あお‐いろ【青色】
1 青系統の色。青い色。 2 装束の色の名。染め色では、紫根(しこん)と刈安(かりやす)を染料として染めた灰色がかった黄緑色。織り色では、縦糸を青、横糸を黄として織った色をいう。青白橡(あおしろ...
あおがれ‐いろ【青枯色】
襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は浅葱(あさぎ)色。
あか‐いろ【赤色】
1 赤い色。また、朱色・緋色など赤系統の色。あか。 2 古代・中世の染め色の名。茜(あかね)と櫨(はじ)とで染めた、赤に黄みが加わった色。禁色(きんじき)の一。赤白橡(あかしろつるばみ)。 3 ...
いしょく【異色】
[共通する意味] ★普通とは違って目立つさま。また、そのような存在。[英] uniqueness[使い方]〔異色〕(名・形動)▽理系出身という画家としては異色の経歴▽異色ある顔ぶれ〔異彩〕(名・...
いろ【色】
[意味] 目に見えるものが持つ基本的属性の一つ。それに当たって反射した光線の波長の差を視覚で感知したもの。[英] a color[使い方]〔色〕▽美しい色▽明るい色で描く▽朱色▽茶色[補足]◇日...
オレンジいろ【オレンジ色】
[共通する意味] ★色の名。熟したダイダイの実のような赤みがかった黄色。[英] orange[使い方]〔橙色〕▽橙色に実ったミカン〔オレンジ色〕▽オレンジ色のパラソル[使い分け] 二語とも、ほぼ...
おんしょく【温色】
[共通する意味] ★見た目に暖かさを感じさせる色。[英] a warm color[使い方]〔暖色〕▽暖色の壁紙にはり替える〔温色〕▽温色でコーディネートされたリビング[使い分け] いずれも、赤...
かおいろ【顔色】
[共通する意味] ★血行のよしあしからみた顔の色あい。顔に現れた感情。[英] complexion[使い方]〔顔色〕(かおいろ)▽風邪気味でかお色がすぐれない▽父のかお色をうかがいながら小遣いを...
くうそくぜしき【空即是色】
固定的な実体がなく空くうであることで、はじめて現象界の万物が成立するということ。万物の真の姿は実体がなく空だが、その空は一方的にすべてを否定する虚無ではなく、それがそのままこの世に存在する物の姿でもある意。▽仏教語。「空」は固定的な実体のないこと。「色」はいろ、かたちあるもの。この世のすべての物質的存在のこと。
こうげんれいしょく【巧言令色】
口先だけでうまいことを言ったり、うわべだけ愛想よくとりつくろったりすること。人に媚こびへつらうさま。▽「巧言」は相手が気に入るように巧みに飾られた言葉。「令色」は愛想よくとりつくろった顔色。「令」はよい意。
じゅうにんといろ【十人十色】
考え・好み・性質などが、人によってそれぞれに異なること。
たいきょうしっしょく【大驚失色】
非常に驚き恐れて、顔色が青ざめること。▽「大驚」はたいへん驚く意。驚愕きょうがくすること。「失色」は顔色を失う、顔色が青ざめること。「大おおいに驚おどろきて色いろを失うしなう」と訓読する。
てんしこくしょく【天姿国色】
生まれつきの絶世の美人のこと。▽「天姿」は生まれつきの姿、天から賦与された美しい姿。「国色」は国中で一番の美人。