あた【咫】
上代の長さの単位の一。親指と中指とを広げた長さ。「その鼻の長さ七—」〈神代紀・下〉 [補説]一説に、親指と人さし指とを広げた長さともいう。箸について、使いやすい長さの目安は「一咫半」とされる。
あわせ‐づめ【合(わ)せ爪】
琴の演奏法で、親指と中指とで、2本の弦を同時にはじくもの。
イグアノドン【(ラテン)Iguanodon】
鳥盤目の恐竜。体長約9メートル。前肢の親指は鋭い角質でおおわれ、草食性で、後ろ足で立って歩行。中生代白亜紀前期に栄え、化石はベルギー産のものが有名。禽竜(きんりゅう)。
いっ‐そく【一束】
1 ひとまとめにすること。また、たばねたもの一つ。ひとたば。→束 2 握りこぶしの親指を除いた指4本の幅。矢の長さの単位として用いる。 3 竹・薪・稲や紙の連などの10把(ぱ)。 4 《野菜など...
いっ‐ちゃくしゅ【一搩手】
仏像などに用いる尺度の単位。親指と中指とを伸ばした長さ。いったくしゅ。
一寸
a sun(▼約3.03cm)真っ暗で一寸先も見えないIt's pitch-dark and we cannot see an inch ahead of us.一寸先も見えない猛吹雪a bli...
いっすんぼうし【一寸法師】
a dwarf; Tom Thumb(▼親指トムとは19世紀英国の童話の中の小人)
指紋
a fingerprint;〔親指の〕a thumbprint指紋を残す[採る]leave [take] a fingerprint机から指紋を採取するlift a fingerprint fr...
付け根
the base首[耳]の付け根the base of the neck [ear]足の付け根the groin腕の付け根the shoulder joint親指を機械に挟まれて付け根から切断し...
手袋
(a pair of) gloves;〔親指のみ分かれたもの〕(a pair of) mittens(▼片方だけの場合はa glove, a mitten)ゴム手袋rubber gloves手袋...
おやゆび【親指】
[共通する意味] ★手の五本の指の名。[使い方]〔親指〕▽親指に朱肉をつけて拇印(ぼいん)を押す〔人差し指〕▽人差し指一本を立てて、「1」を表わす〔中指〕▽中指は五本の指の中で一番長い〔薬指〕▽...
くすりゆび【薬指】
[共通する意味] ★手の五本の指の名。[使い方]〔親指〕▽親指に朱肉をつけて拇印(ぼいん)を押す〔人差し指〕▽人差し指一本を立てて、「1」を表わす〔中指〕▽中指は五本の指の中で一番長い〔薬指〕▽...
なかゆび【中指】
[共通する意味] ★手の五本の指の名。[使い方]〔親指〕▽親指に朱肉をつけて拇印(ぼいん)を押す〔人差し指〕▽人差し指一本を立てて、「1」を表わす〔中指〕▽中指は五本の指の中で一番長い〔薬指〕▽...
ひとさしゆび【人差し指】
[共通する意味] ★手の五本の指の名。[使い方]〔親指〕▽親指に朱肉をつけて拇印(ぼいん)を押す〔人差し指〕▽人差し指一本を立てて、「1」を表わす〔中指〕▽中指は五本の指の中で一番長い〔薬指〕▽...
こゆび【小指】
[共通する意味] ★手の五本の指の名。[使い方]〔親指〕▽親指に朱肉をつけて拇印(ぼいん)を押す〔人差し指〕▽人差し指一本を立てて、「1」を表わす〔中指〕▽中指は五本の指の中で一番長い〔薬指〕▽...
通風のメカニズム
ある日突然、足の親指の付け根の関節が赤く腫れ、激烈な痛みに襲われる―。痛風発作がおこる背景には、血液中に過剰にあふれ出した尿酸があります。症状は1週間から10日ほどでおさまりますが、油断すると再び同じような発作を繰り返すようになり、やがて腎臓などの内臓も障害されていきます。 血液中の尿酸値が高くなると、余分な尿酸がナトリウム結合して「尿酸塩結晶」がつくられ、関節軟骨やその周辺に沈着します。尿酸塩結晶が関節液中にはがれおちると、体の防御機能を担う白血球の一つである「好中球」を中心とした血液細胞は、結晶を排除しようとして、炎症反応がおこります。これが、激痛や腫れといった痛風発作の原因です。 尿酸塩結晶に攻撃を仕掛けた好中球は、たんぱく分解酵素を含むファゴリソソーム内に尿酸塩結晶を取り込むものの、分解できずこわれてしまいます。このときに関節液中に放出されるリソソーム内の酵素が炎症をおこすもっとも重要な因子です。他にも、血小板からセロトニン、マクロファージからインターロイキン、好中球から活性酸素などさまざまな物質の放出が炎症に関係しています。
尿酸値検査の目的
高尿酸血症の有無をチェック 採血して、血液中に含まれる尿酸の量(尿酸値)を計ります。通常、尿酸の8割は尿とともに、残り2割は汗や便とともに排泄されるので、生産と排泄のバランスがとれていれば、尿酸値は基準値の範囲内におさまっています。 しかし、何らかの原因で生産と排泄のバランスが崩れると、血液中に尿酸が増え、尿酸値は上昇します。 ただ、尿酸値は食事や飲酒、運動などの影響を受けやすいものです。絶食、脱水、強度の運動、大量の飲食などで尿酸値は上昇するので、検査前は注意が必要です。また、薬の影響で尿酸値が低値になることがあります。 尿酸値の平均は、男性で約5.5mg/mg、女性で約4.5mg/dlです。基準値は2.1~7.0mg/dl以下とされています。尿酸が血液中に溶けることのできる限度は7.0mg/dlなので、7.1mg/dl以上は高尿酸血症となります。 尿酸値は、尿酸プールから尿酸があふれ出したときに高くなります。そして、尿酸プールがあふれる原因には、以下の3つのタイプがあります。 ①尿酸の排泄量が少な過ぎる (排泄低下型) ②尿酸が多くつくられ過ぎている (過剰生産型) ③過剰生産型と排泄低下型が混合している(混合型) 過剰生産型の原因としては、プリン体代謝の障害や、プリン体を多く含む食品のとり過ぎなどが考えられます。 一方、排泄低下型の原因としては、尿酸をろ過する腎臓の機能低下が考えられます。 両者のおおもとの原因ははっきり解明されていませんが、高尿酸血症は男性に圧倒的に多く、そのほかには遺伝的な体質や生活習慣、肥満や糖尿病が深くかかわっていることがわかっています。また、降圧薬の一種など薬の影響で尿酸値が高くなることもあります。 尿酸値が高いだけでは、これといった自覚症状はありません。しかし、高尿酸血症を放置していると、ある日突然、足の親指の激痛におそわれることがあります。「痛風」の発作です。高尿酸値の第一の問題点は、この痛風発作です。 7.0mg/dl以上の高尿酸値が長年にわたって持続していると、血液中に溶け切らなかった尿酸が、足の親指などの関節のなかで尿酸ナトリウムという結晶(尿酸結晶)をつくります。 尿酸結晶は体内で異物と認識され、白血球がこれを排除するため集まってきて、炎症をおこします。痛風発作とは、尿酸結晶を排除するためにおこった炎症なのです。 また、高尿酸血症は、全身にさまざまな合併症をもたらします。 まず、体内の尿酸が増えると、尿酸を排泄する腎臓や尿路に結晶がたまり、腎不全や腎結石、尿路結石などをおこしやすくなります。 さらに、高尿酸血症は糖尿病や肥満をはじめ、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病を合併することが多く、結果、動脈硬化を促進し、脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことがあります。