かこち【託ち】
他にかこつけて恨み嘆くこと。「実体(じってい)の女房の—も恋なれば」〈露伴・露団々〉
かこち‐がお【託ち顔】
[名・形動]他に事寄せ、そのせいにして恨み嘆く顔つき。また、思いわびているさま。「嘆けとて月やは物を思はする—なるわが涙かな」〈山家集・中〉
かこち‐ぐさ【託ち種】
1 そのことのせいにするためのたね。口実。「百に一つも世にある事もあらば、—にもし候へ」〈盛衰記・二六〉 2 恨み・嘆きを引き起こすもと。「消えぬ憂き身の—、何を種とか我が思ひ」〈松の葉・三〉
かこち‐なき【託ち泣き】
恨み嘆いて泣くこと。「歯切りきりきり口惜し涙、内に小春が—」〈浄・天の網島〉
かこち‐よ・す【託ち寄す】
[動サ下二]無理に関係づけて言う。こじつける。「いかにして朝(あした)のまをも—・せてあかぬ名残をしばし留めん」〈夫木・一九〉
かこつ【▲託つ】
不運をかこつcomplain about one's bad luck/《文》 deplore one's misfortune(s)
かこつけ【▲託け】
a pretext ⇒かこつける(託ける)用事をかこつけにして外出したShe used an errand as a pretext for going out.
かこつける【▲託ける】
病気にかこつけて会に出席しなかったHe excused himself from attending the meeting under [on] the pretext of ill heal...
たくじしょ【託児所】
a day-care center; a day nursery,《英》 a crèche [kréʃ];〔デパートなどの一時的な〕a nursery;〔幼稚園に入る前の保育所〕a nurser...
たくする【託する】
I⇒あずける(預ける),いたく(委託)彼女は幼い息子を叔父の手に託したShe committed [entrusted] her little boy to the care of her un...