かん‐ば【汗馬】
1 馬を走らせて汗をかかせること。また、走って汗をかいた馬。 2 1日に千里を走るような名馬。駿馬(しゅんめ)。→汗血の馬
き【驥】
1日に千里を走るほどの名馬。駿馬(しゅんめ)。
き‐き【騏驥】
1 よく走るすぐれた馬。駿馬(しゅんめ)。 2 すぐれた人物。「—老(おい)たりと雖(いえど)も、其志は尚千里の外に在り」〈竜渓・経国美談〉
き‐び【驥尾】
駿馬(しゅんめ)の尾。また、その後ろ。
驥(き)も櫪(れき)に伏(ふ)す
《「驥」は、一日に千里を走るという駿馬。「櫪」は、馬小屋》いかなる名馬も厩舎(きゅうしゃ)につながれていては何もできないことから、才能のある者が世に認められず、力を発揮できずにいること。
麒麟
1〔動物〕a giraffe2〔駿馬〕a swift horse麒麟座〔星座〕the Camelopard; the Giraffe; Camelopardalis麒麟児〔天才〕a genius...
俊足
1〔駿馬〕a swift horse2〔足の早い人〕a fast runner俊足の野球選手a fast baseball player/a speedster
スレイプニイル
Sleipnir(北神);オーディンの駿馬
a fleet horse
駿馬しゅんめ
fleet2
[形]1 ((文学))〈動物・人が〉速い,俊足の,急速に動く,速やかなa fleet horse駿馬しゅんめfleet of foot俊足の2 ((詩))つかの間の,はかない━━[動]1 自((...
ぎゅうきどうそう【牛驥同皁】
賢者が愚者と同一の待遇を受けるたとえ。賢者が粗末に扱われるたとえ。また、賢者と凡人が混じるたとえ。足ののろい牛と一日に千里を走る駿馬しゅんめが、一緒の飼い葉桶おけの餌えさを食べる意から。また、牛馬と飼い葉桶を同じくして養われる意から。▽「驥」は一日に千里走ることのできる駿馬。「皁」は飼い葉桶の意。「牛驥ぎゅうき皁そうを同おなじうす」と訓読する。
そうようきび【蒼蠅驥尾】
つまらぬ者であっても、すぐれた人についていけば功名を得ることができるということのたとえ。▽「蒼蠅驥尾に付して千里を致いたす」の略。「蒼蠅」はあおばえ、「驥尾」は一日に千里を走るという名馬のしっぽ。はえは遠くには飛べないが、駿馬しゅんめの尾についていれば遠くまで行くことができるという意。単に「驥尾に付す」ともいう。
ひとりゅうぶん【飛兎竜文】
才能のあるすぐれた子供のこと。▽「飛兎」「竜文」はともに、非常によく走るすぐれた馬、駿馬しゅんめの名前。転じて、俊童の意となった。「竜」は「りょう」、「文」は「もん」とも読む。
ろうきふくれき【老驥伏櫪】
人が年老いても、なお若者と変わらぬ大志を抱くこと。もとは、年老いた駿馬しゅんめが活躍の場を失い、馬屋に伏していながら、なお若いころの千里を駆ける志を捨てない意。また、能力のある人が、それを発揮することなく老いるたとえとしても用いられることがある。▽「驥」は一日に千里を走る駿馬。「櫪」はくぬぎの木。くぬぎが床下の横木に用いられたことから転じて、ねだの意。ここでは馬屋のねだで、馬小屋のこと。「老驥ろうき、櫪れきに伏ふす」と訓読する。