て‐まえ【手前】
[名] 1 自分の目の前。自分のもと。「—にある本を取る」 2 自分に近い方。また、目標とするものの前。こちら。「—の交差点を右折する」「採用の一歩—の段階」 3 人の見る前。他人に対する自分...
てまえ‐かん【手前勘】
自分の考えだけで一人ぎめすること。ひとりよがり。また、うぬぼれ。「人間はかように—の強いものである」〈漱石・坑夫〉
てまえ‐がって【手前勝手】
[名・形動]自分の都合のよいようにばかり考えたり行動したりすること。また、そのさま。自分勝手。「そんな—な意見は通らない」
てまえ‐さいくにん【手前細工人】
自分の家にかかえている職人。「数十人の—立ち並び、即座に仕立て」〈浮・永代蔵・一〉
てまえ‐しゃ【手前者】
暮らし向きのよい人。財産家。手前よし。「—の子にて、小さい時からうまい物ばかりで育てられ」〈浮・胸算用・二〉
てまえ【手前】
1〔自分に近いほう〕郵便局の手前を左へ曲がるのですYou turn left just before you come to the post office.京都より一つ手前の駅で降りたI go...
てまえがって【手前勝手】
⇒かって(勝手)彼は手前勝手な男だHe is 「a self-centered [an egocentric] man./《口》 He's always just looking out for...
てまえみそ【手前味×噌】
self-praise; self-glorification彼は手前みそばかり並べるHe is always singing his own praises./He is always blo...