あい‐さつ【挨拶】
[名](スル)《「挨」は押す、「拶」は迫る意で、本来、禅家で門下の僧に押し問答して、その悟りの深浅を試すこと》 1 人に会ったときや別れるときなどに取り交わす礼にかなった動作や言葉。「—を交わす...
あいぜん‐みょうおう【愛染明王】
《(梵)Rāga-rājaの訳》密教の神。愛欲などの迷いがそのまま悟りにつながることを示し、外見は忿怒(ふんぬ)暴悪の形をとるが、内面は愛をもって衆生(しゅじょう)を解脱させる。三目六臂(ろっぴ...
あのくたら‐さんみゃく‐さんぼだい【阿耨多羅三藐三菩提】
《(梵)anuttara samyak saṃbodhiの音写。無上正等覚などと訳す》仏語。仏の悟り。一切の真理をあまねく知った最上の智慧(ちえ)。真理を悟った境地。
あらかん【阿羅漢】
《(梵)arhatの音写。応供(おうぐ)と訳す。尊敬を受けるに値する人の意》 1 仏のこと。仏の十号の一。 2 小乗仏教の最高の悟りに達した聖者。もはや学ぶことがないという意味で、無学ともいう。羅漢。
あん‐しょう【暗証】
1 本人であることを証明する暗号として、あらかじめ登録する文字や番号。 2 仏語。不立文字(ふりゅうもんじ)の真意を誤解し、もっぱら座禅によって悟りを得ようとし、経典の研究をおろそかにすること。
豁然
1〔広々とした様子〕森を出ると豁然と平野が眼の前に開けたWhen we emerged from the forest, an open plain spread out before us.2...
悟り
1〔心の目を開くこと〕 (religious) enlightenment, (a) spiritual awakening;〔禅で〕satori悟りを開くbe spiritually awak...
悟る
1〔悟りを開く〕be spiritually awakened; attain enlightenment [〔禅で〕 satori]君はまだ悟っていないねYou don't know enou...
成仏
成仏する 〔悟りを開く〕attain nirvana [niərvάːnə] [Buddhahood];〔死ぬ〕die, pass away迷わず成仏してくれRest in peace.
じょうぶつする【成仏する】
〔悟りを開く〕attain nirvana [niərvάːnə] [Buddhahood];〔死ぬ〕die, pass away迷わず成仏してくれRest in peace.
ていかん【諦観】
[共通する意味] ★正しく、完全に知ること。[英] realizatio[使い方]〔悟り〕▽悟りを開く▽悟りの境地〔諦観〕スル▽人生を諦観する[使い分け]【1】二語とも、物事をその本質まで、正し...
さとり【悟り】
[共通する意味] ★正しく、完全に知ること。[英] realizatio[使い方]〔悟り〕▽悟りを開く▽悟りの境地〔諦観〕スル▽人生を諦観する[使い分け]【1】二語とも、物事をその本質まで、正し...
ねはん【涅槃】
[共通する意味] ★悟りの境地に入る、すなわち死ぬこと。[英] death[使い方]〔寂滅〕スル▽老師は九十歳で寂滅した〔遷化〕スル▽上人はこの地で遷化された〔涅槃〕▽釈尊(しゃくそん)涅槃の図...
せんげ【遷化】
[共通する意味] ★悟りの境地に入る、すなわち死ぬこと。[英] death[使い方]〔寂滅〕スル▽老師は九十歳で寂滅した〔遷化〕スル▽上人はこの地で遷化された〔涅槃〕▽釈尊(しゃくそん)涅槃の図...
じゃくめつ【寂滅】
[共通する意味] ★悟りの境地に入る、すなわち死ぬこと。[英] death[使い方]〔寂滅〕スル▽老師は九十歳で寂滅した〔遷化〕スル▽上人はこの地で遷化された〔涅槃〕▽釈尊(しゃくそん)涅槃の図...
あくにんしょうき【悪人正機】
阿弥陀仏あみだぶつの本願は、罪業ざいごうの深い悪人を救うことにあるとする説。他力を本願とする浄土真宗の親鸞しんらんの思想。▽「正機」は仏の教法を受けて、悟りを得る条件・資質を適切に備えていること。悪人こそが極楽に往生しうる者であるということ。
いちじふせつ【一字不説】
仏法の真理は奥深く、言葉で言い表すことはできないし、言葉を通して得られるものでもなく、自ら体得することによってのみ悟ることができるということ。釈迦しゃかが悟り得た境地を説くにも、直接実相を説き尽くすことはできず、真理は一字も説いていないという意から。▽仏教語。「不説一字ふせついちじ」ともいう。
いちねんほっき【一念発起】
それまでの考えを改め、あることを成し遂げようと決意し、熱心に励むこと。また、今までの気持ちを改めて仏道に入り、悟りを開こうと固く決心すること。▽もと仏教語。「一念」はひたすら思い込むこと。「一」はひたすらの意。
いったいぶんしん【一体分身】
一つの物事をもとにして、そこから分かれ出たいくつかの物事。一つのものからいくつかに分かれること。また仏教で、諸仏菩薩しょぶつぼさつが衆生しゅじょうを救うために、さまざまに化身して出現すること。▽後者は「いったいふんじん」とも読む。
いっちょうじきにゅう【一超直入】
すみやかに迷いを超越して、ただちに悟りの境地に達すること。ひとたび迷いを超越したら、回り道をせず、一足飛びにそのものの中に没入すること。▽仏教語。「直入」はただちに悟りに入ること。
えん‐の‐ぎょうじゃ【役の行者】
奈良時代の山岳修行者。修験道の祖。大和国葛城山で修行し、吉野の金峰山(きんぶせん)・大峰山などに霊場を開いた。仏教に通じ、祈祷(きとう)・呪術などをよくしたが、文武天皇のとき、讒言(ざんげん)...
ぶつだ【仏陀】
《(梵)Buddhaの音写。覚者・智者の意》釈迦牟尼(しゃかむに)の称。のちには、修行を積み正しい悟りを得た人の意にも用いられる。ぶっだ。
やしゅだら【耶輸陀羅】
《(梵)Yaśodharāの音写》古代インドの拘利(こうり)族の王の娘で、釈迦の出家前の正妃。羅睺羅(らごら)の母。釈迦が悟りを開いて5年目に、五百人の釈迦族の女性とともに出家したという。ヤショ...