あい‐しょ【愛書】
1 本が好きで、大切にすること。「—家」 2 好きな本。愛読書。
あいづのうしょ【会津農書】
近世前期の農書。陸奥(むつ)国会津郡幕内村(会津若松市)肝煎(きもいり)佐瀬与次右衛門著。3巻。貞享元年(1684)成立。会津地方の農業経営について記録したもの。
あか‐てはいしょ【赤手配書】
「国際逮捕手配書」の通称。
あく‐しょ【悪書】
1 内容が俗悪で、読者や社会、特に青少年読者に悪影響を及ぼす本。 2 文字を書くのがへたなこと。悪筆。「商戸なれば…書に心なし。故に—なる事人のみるところなり」〈胆大小心録〉
あさ‐どくしょ【朝読書】
小・中・高等学校で、毎朝始業前の10分程度を利用して行う読書活動。読書を習慣づけることを目的にしたもので、教材ではなく、各自で用意した好みの本を黙読する。朝読(あさどく)。
あんないしょ【案内書】
[共通する意味] ★平易に解説し、すぐ役立てられるような本や冊子。[使い分け]【1】「ガイドブック」「早分かり」は、自習書、学習参考書までを含めていう。【2】「栞」は、ページ数のあまり多くないも...
いしょ【遺書】
[共通する意味] ★死後のために書き残す文書。[英] one's will[使い方]〔遺言状〕▽遺言状を作成する〔遺書〕▽遺書をしたためる〔書き置き〕▽死後に書き置きが見つかった[使い分け]【1...
えんしょ【艶書】
[共通する意味] ★恋しく思っている人へ自分の気持ちを伝えるために出す手紙。[使い分け]【1】「ラブレター」「恋文」が一般的だが、「ラブレター」がより日常語的。「艶書」「艶文」「付け文」は、古風...
おくがき【奥書】
[共通する意味] ★書物の本文の後ろに添える文章。[英] a postscript[使い分け]【1】「後書き」は、書物のほか、手紙や文書の最後に添える文章をもいう。【2】「後記」は、雑誌の、「跋...
かいしょ【楷書】
[共通する意味] ★漢字の書体。[英] the printed style of writing(楷書)[使い分け] 「楷書」は、点画を崩さない書体、「行書」は、それよりやや崩した書体、「草書」...
かとらくしょ【河図洛書】
中国古代伝説上の図や文字の「河図」「洛書」。▽「河図」は伏羲ふっきの世に、黄河から現れた竜馬の背のうず巻いた毛の形を写したという図のこと。易えきの八卦はっかの基になったとされる。「洛書」は夏の禹王うおうが洪水を治めたとき、洛水らくすいという川から現れた神亀の背の文字を写したとされる図。『書経しょきょう』洪範篇こうはんへんのもとになったとされる。転じて、得ることが難しい図書のたとえともなる。「河」は黄河、「洛」は洛水という川。
しせきのしょ【咫尺之書】
ごく短い手紙のこと。簡単な書状。
とくひつたいしょ【特筆大書】
ことさら人目につくように、大きく書くこと。人目につくように特に強調すること。▽「特筆」は、特に取りたてて記すこと。
とまつししょ【塗抹詩書】
幼児のこと。また、幼児のいたずらのたとえ。幼児は大切な詩書でもかまわずに塗りつぶしてしまうことから。▽「塗抹」は塗り消すこと。「詩書」は儒教の重要な古典である『詩経』と『書経』のこと。「詩書ししょを塗抹とまつす」と訓読する。
ろっぽうぜんしょ【六法全書】
日本国の憲法・刑法・民法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法を基本とし、これに関連する各種法規を収録した書籍。