すみだわら【炭俵】
江戸中期の俳諧集。2冊。志太野坡(しだやば)・小泉孤屋・池田利牛共編。元禄7年(1694)刊。芭蕉晩年の「軽み」の境地がよく表れ、のちの俳壇に大きな影響を与えた。俳諧七部集の一。
せつ‐もん【雪門】
服部嵐雪(はっとりらんせつ)系統の俳諧の流派。榎本其角(えのもときかく)の江戸座に対し、俳風は平明・温和。桜井吏登(さくらいりとう)・大島蓼太(おおしまりょうた)らの活躍で天明期(1781〜17...
だいにげいじゅつげんだいはいくについて【第二芸術・現代俳句について】
桑原武夫による論文。昭和21年(1946)「世界」誌に掲載。現代俳句は前近代的・遊戯的であり、第二芸術として他の芸術とは区別すべきであると論じ、俳壇に物議をかもした。
だん【壇】
[常用漢字] [音]ダン(呉) タン(漢) 〈ダン〉 1 土を小高く盛り、上を平らにした所。「花壇・祭壇」 2 他より一段高くした設備。「壇上/演壇・教壇・降壇・登壇・仏壇」 3 学芸の専門家...
はい【俳】
[音]ハイ(漢) [学習漢字]6年 1 芸人。役者。わざおぎ。「俳優」 2 こっけいなこと。おどけ。「俳諧(はいかい)」 3 俳諧。俳句。「俳号・俳人・俳壇・俳味/雑俳・連俳」 [難読]俳優(わ...
ぶんだん【文壇】
[共通する意味] ★芸術にかかわる人々が形成している社会。[使い方]〔文壇〕▽華々しく文壇にデビューする▽文壇の大御所〔論壇〕▽論壇をあげて言論の自由を守る〔詩壇〕▽詩壇の登竜門▽詩壇に新風を送...
がくだん【楽壇】
[共通する意味] ★芸術にかかわる人々が形成している社会。[使い方]〔文壇〕▽華々しく文壇にデビューする▽文壇の大御所〔論壇〕▽論壇をあげて言論の自由を守る〔詩壇〕▽詩壇の登竜門▽詩壇に新風を送...
はいだん【俳壇】
[共通する意味] ★芸術にかかわる人々が形成している社会。[使い方]〔文壇〕▽華々しく文壇にデビューする▽文壇の大御所〔論壇〕▽論壇をあげて言論の自由を守る〔詩壇〕▽詩壇の登竜門▽詩壇に新風を送...
がだん【画壇】
[共通する意味] ★芸術にかかわる人々が形成している社会。[使い方]〔文壇〕▽華々しく文壇にデビューする▽文壇の大御所〔論壇〕▽論壇をあげて言論の自由を守る〔詩壇〕▽詩壇の登竜門▽詩壇に新風を送...
かだん【歌壇】
[共通する意味] ★芸術にかかわる人々が形成している社会。[使い方]〔文壇〕▽華々しく文壇にデビューする▽文壇の大御所〔論壇〕▽論壇をあげて言論の自由を守る〔詩壇〕▽詩壇の登竜門▽詩壇に新風を送...
いいだ‐りゅうた【飯田竜太】
[1920〜2007]俳人。山梨の生まれ。蛇笏(だこつ)の四男。俳誌「雲母(うんも)」を蛇笏から継承して主宰。自然を叙情的に表現した作品を残し、俳壇の第一人者として活躍した。句集「忘音(ぼうおん...
おおしま‐りょうた【大島蓼太】
[1718〜1787]江戸中期の俳人。本名は吉川陽喬。信濃の人。別号、雪中庵。桜井吏登(さくらいりとう)に師事。江戸俳壇の実力者で、芭蕉への復帰を唱え、東西に吟行し、門人の数三千といわれた。編著...
おおすが‐おつじ【大須賀乙字】
[1881〜1920]俳人。福島の生まれ。本名、績(いさお)。明治41年(1908)「アカネ」誌上に俳論を発表し、新傾向俳句運動の口火を切り、のち「俳壇復古論」を唱えた。著「乙字句集」「乙字俳論...
はっとり‐らんせつ【服部嵐雪】
[1654〜1707]江戸前・中期の俳人。蕉門十哲の一人。江戸の人。名は治助(はるすけ)。通称、彦兵衛。別号、雪中庵など。武士から俳諧の宗匠となり、穏健な俳風で、江戸俳壇を其角(きかく)と二分し...
まつせ‐せいせい【松瀬青々】
[1869〜1937]俳人。大阪の生まれ。本名、弥三郎。正岡子規の門人。関西俳壇に重きをなした。句集「妻木」「鳥の巣」など。