あこう‐ぎし【赤穂義士】
元禄15年12月14日(1703年1月30日)、主君の浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)の恥辱をそそぐため、吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしなか)を討った旧赤穂藩士47名のこと。...
えんや‐はんがん【塩谷判官】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」の登場人物。浅野長矩(ながのり)に擬せられる。吉良義央(きらよしなか)をモデルとする高師直(こうのもろなお)を、殿中で刃傷(にんじょう)した罪で切腹。
おい‐ばら【追(い)腹】
家来が、死んだ主君のあとを追って切腹すること。供腹(ともばら)。「—を切る」⇔先腹(さきばら)。
おうぎ‐ばら【扇腹】
江戸時代、武士の刑罰の一。切腹と斬罪(ざんざい)の中間の重さのもので、罰を受ける者が、短刀の代わりに三方(さんぼう)に載せた扇を取って礼をするのを合図に介錯人が刀でその首を切る。扇子腹(せんすばら)。
遅(おそ)かりし由良之助(ゆらのすけ)
《歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」で、大星由良之助が主君塩冶(えんや)判官の切腹の場に駆けつけるのが遅れたところから》待ちかねた場合、また、機を逸して用をなさない場合に使う言葉。
割腹
⇒せっぷく(切腹)
死に装束
1〔死者に着せる着物〕burial clothes2〔切腹するときの〕white robes (worn when performing harakiri)
切腹
ritual suicide (performed by samurai)切腹する commit hara-kiri
詰め腹
I〔強いられて行う切腹〕詰め腹を切るcommit hara-kiri against one's will/be forced to commit seppukuII〔無理に辞職させられること〕...
腹
I1〔腹部〕the abdomen, the belly;〔胃〕the stomach;〔腸〕the bowels, the intestines;〔子宮〕the womb彼は腹が出ているHe ...
せっぷく【切腹】
[共通する意味] ★腹を切って自殺すること。[英] hara-kiri[使い方]〔切腹〕スル▽不忠のかどで切腹を命じられた▽切腹して果てる〔割腹〕スル▽敗軍の将は父祖の墓前で割腹した〔腹切り〕▽...
かっぷく【割腹】
[共通する意味] ★腹を切って自殺すること。[英] hara-kiri[使い方]〔切腹〕スル▽不忠のかどで切腹を命じられた▽切腹して果てる〔割腹〕スル▽敗軍の将は父祖の墓前で割腹した〔腹切り〕▽...
はらきり【腹切り】
[共通する意味] ★腹を切って自殺すること。[英] hara-kiri[使い方]〔切腹〕スル▽不忠のかどで切腹を命じられた▽切腹して果てる〔割腹〕スル▽敗軍の将は父祖の墓前で割腹した〔腹切り〕▽...
かんげん【諫言】
[共通する意味] ★相手の非を説いて正させようとする。[英] to remonstrate[使い方]〔諫める〕(マ下一)▽酒をやめるよう父を諫める▽進退をかけて部長を諫める▽短慮を諫められる〔意...
いさめる【諫める】
[共通する意味] ★相手の非を説いて正させようとする。[英] to remonstrate[使い方]〔諫める〕(マ下一)▽酒をやめるよう父を諫める▽進退をかけて部長を諫める▽短慮を諫められる〔意...
あさの‐ながのり【浅野長矩】
[1667〜1701]江戸中期の播磨(はりま)国赤穂(あこう)藩主。内匠頭(たくみのかみ)。元禄14年(1701)3月14日、勅使接待役となったが、吉良義央(きらよしなか)を江戸城中で傷つけたた...
おおいし‐よしお【大石良雄】
[1659〜1703]播磨(はりま)赤穂(あこう)藩士。浅野長矩(あさのながのり)の家老。名は「よしたか」とも。通称、内蔵助(くらのすけ)。主君長矩の刃傷事件により浅野家断絶後、元禄15年12月...
おおくぼ‐ながやす【大久保長安】
[1545〜1613]江戸初期の金山奉行。甲斐の人。徳川家康に仕え、石見(いわみ)銀山・佐渡金山・伊豆金山を開発。その死後、不正があったとして遺子全員が切腹を命じられた。
きら‐よしなか【吉良義央】
[1641〜1703]江戸中期の幕府の高家。通称、上野介(こうずけのすけ)。名は「よしひさ」とも。元禄14年(1701)、勅使下向の際、江戸城内で接待役の浅野長矩(ながのり)に斬りつけられて負傷...
こばやし‐まさき【小林正樹】
[1916〜1996]映画監督。北海道の生まれ。木下恵介に師事。「息子の青春」で監督デビュー。力強いタッチの社会派作品で知られる。代表作は、全6部の大作「人間の条件」、記録映画「東京裁判」のほか...