うらかた‐ばんしょ【浦方番所】
江戸時代に、浦々の取り締まりのために設けられた番所。難破船の救助、海難船の処理、異国船の監視、密貿易の取り締まりなどにあたった。
コースト‐ガード【coast guard】
沿岸警備隊。また、その隊員。主に、海難救助・密貿易の取り締まりなどに当たる。
さんぽ‐の‐らん【三浦の乱】
1510年(永正7年)朝鮮の三浦で、日本人居留民が起こした暴動事件。李朝の中宗が即位して強化された密貿易の取り締まりに反発したもの。庚午の倭変。
しょうとく‐しんれい【正徳新例】
江戸幕府による長崎貿易制限のための諸規定の総称。正徳5年(1715)発令。金・銀・銅の海外流出と密貿易防止のため、船数・貿易額を制限したもの。海舶互市新例。長崎新例。
ぬけ‐に【抜け荷】
江戸時代、主として日本に来航したオランダ人・中国人との間で行われた密貿易のこと。出買い。抜け買い。
やみとりひき【闇取引】
[共通する意味] ★法を犯してこっそり行う取引。[英] smuggling[使い方]〔闇取引〕▽米の闇取引の現場をおさえる〔密輸〕スル▽麻薬を密輸する▽拳銃を密輸する〔密貿易〕▽密貿易で不当な利...
みつぼうえき【密貿易】
[共通する意味] ★法を犯してこっそり行う取引。[英] smuggling[使い方]〔闇取引〕▽米の闇取引の現場をおさえる〔密輸〕スル▽麻薬を密輸する▽拳銃を密輸する〔密貿易〕▽密貿易で不当な利...
みつゆ【密輸】
[共通する意味] ★法を犯してこっそり行う取引。[英] smuggling[使い方]〔闇取引〕▽米の闇取引の現場をおさえる〔密輸〕スル▽麻薬を密輸する▽拳銃を密輸する〔密貿易〕▽密貿易で不当な利...
あいづや‐はちえもん【会津屋八右衛門】
[?〜1836]江戸後期の廻船問屋。石見(いわみ)の人。竹島(現在の鬱陵島(うつりょうとう))を拠点に密貿易を行ったが、幕府に探知され死罪となった。
おう‐ちょく【王直】
[?〜1557]中国、明代の倭寇(わこう)の首領。歙(しょう)県(安徽省)の人。密貿易の取り締まりを避けて、平戸・五島を本拠に倭寇を率い明の沿岸を襲う海賊となったが、勧誘により帰国して殺された。
ずしょ‐ひろさと【調所広郷】
[1776〜1849]江戸後期の薩摩(さつま)藩家老。島津重豪(しまづしげひで)・斉興(なりおき)に仕えて藩の財政を再建したが、密貿易が幕府に発覚して自殺。
まみや‐りんぞう【間宮林蔵】
[1780〜1844]江戸後期の探検家。常陸(ひたち)の人。名は倫宗(ともむね)。伊能忠敬らに測量術を学び、幕命により樺太(サハリン)を調査。さらに海峡を渡って黒竜江下流を探検し、樺太が島である...