アイ‐イー‐ディー【IED】
《improvised explosive device》容易に入手できる材料で作られる手製の簡易な仕掛け爆弾。ゲリラ・過激派組織などが、手榴弾・砲弾・地雷などを流用して製作し、占領軍・駐留軍な...
アイ‐オー‐シー【IoC】
《indicators of compromise》コンピューターシステムがサイバー攻撃を受けたときに残る、さまざまな情報。オペレーティングシステムやアプリケーションソフトのログ、重要なファイル...
アイオーティーディードス‐こうげき【IoT DDoS攻撃】
《IoT DDoS attack》⇒IDDoS攻撃
アイディーエヌ‐ホモグラフこうげき【IDNホモグラフ攻撃】
⇒ホモグラフ攻撃
アイディードス‐こうげき【IDDoS攻撃】
IoT機器を使った分散型サービス拒否攻撃(DDoS攻撃)。防犯カメラや家庭用のルーターなど、ネットワーク接続機能をもつIoT機器にマルウエアを感染させ、特定のウェブサーバーを狙って攻撃する。機器...
往なす
挑戦者の猛攻撃はチャンピオンにいなされてしまったThe champion ducked out of the way of the challenger's onslaught.彼は私たちの追及...
受け止める
I〔受けて支える〕catchボールを片手で受け止めたHe caught the ball with one hand.ボールを受け止めたが一塁に投げるのは間に合わなかったHe stopped [...
受け流す
相手の執拗な攻撃を軽く受け流したI warded [fended] off my opponent's persistent attacks lightly.首相は記者たちの質問を軽く受け流した...
撃つ
1〔発射・射撃する〕shoot銃を撃つfire [shoot] a gun鳥を撃つshoot a bird脚を撃たれたHe was shot in the leg.撃てFire!3発撃って1発当...
押し
I〔重し〕a weight押しをするput a weight ((on a thing)) ⇒おさえ(押さえ)III〔無理〕(a) push押しが強い〔でしゃばりの〕pushy/〔執拗しつような...
せめる【攻める】
[共通する意味] ★こちらから押し寄せて敵と戦う。[英] to attack[使い方]〔攻撃〕スル▽攻撃を加える▽攻撃をかける▽激しく攻撃する▽攻撃陣が盛んに攻める〔攻める〕(マ下一)▽背後から...
こうげき【攻撃】
[共通する意味] ★こちらから押し寄せて敵と戦う。[英] to attack[使い方]〔攻撃〕スル▽攻撃を加える▽攻撃をかける▽激しく攻撃する▽攻撃陣が盛んに攻める〔攻める〕(マ下一)▽背後から...
はんげき【反撃】
[共通する意味] ★敵の攻撃に対して、逆にこちらから攻撃をしかけること。[英] a counterattack[使い方]〔逆襲〕スル▽妹に逆襲されて立ち往生する〔反撃〕スル▽反撃の機会を待つ▽や...
ぎゃくしゅう【逆襲】
[共通する意味] ★敵の攻撃に対して、逆にこちらから攻撃をしかけること。[英] a counterattack[使い方]〔逆襲〕スル▽妹に逆襲されて立ち往生する〔反撃〕スル▽反撃の機会を待つ▽や...
じんしょ【陣所】
[共通する意味] ★軍隊が敵に対する攻撃、守備の態勢をとって、しばらく駐屯する所。[英] a position[使い方]〔陣地〕▽敵の陣地を攻撃する▽陣地をしく〔陣〕▽陣を張る▽敵の陣を突く▽背...
さんがきんたい【山河襟帯】
自然の要害の堅固なことのたとえ。山が襟えりのように取り囲み、川が帯のように巡り流れる意から。
せんせいこうげき【先制攻撃】
敵が、戦いの準備などをしている間に、先手を取って攻撃をしかけること。向かってくる相手より先に攻めること。
せんてひっしょう【先手必勝】
戦いの局面で相手よりも先に攻撃を仕掛ければ、必ず勝てるということ。▽「先手」は相手よりも先に戦いを始め、出鼻をくじくことによって局面を有利にすること。
そくめんこうげき【側面攻撃】
真正面からではなく、側面から相手を攻撃すること。まともに正面から問題や困難に立ち向かわず、別な方面から攻めたり、解決策を考えること。
とうどうばつい【党同伐異】
事の道理に関係なく、仲間に味方し、対立する他者を攻撃すること。▽「同おなじきに党むらがり異ことなるを伐うつ」と訓読する。「伐異党同ばついとうどう」ともいう。
あら‐まさひと【荒正人】
[1913〜1979]文芸評論家。福島の生まれ。雑誌「近代文学」創刊に参加。政治と文学論で中野重治と論争するなど、攻撃的な評論活動を続けた。夏目漱石の研究でも知られる。著「第二の青春」「市民文学...
いちき‐きとくろう【一木喜徳郎】
[1867〜1944]憲法学者・政治家。静岡の生まれ。ドイツ留学後、東大教授。のち、文部・内務・宮内各大臣、枢密院議長などを歴任。天皇機関説が右翼から攻撃され、二・二六事件後政界から引退した。
かなもり‐とくじろう【金森徳次郎】
[1886〜1959]憲法学者・政治家。愛知の生まれ。岡田内閣の法制局長官のとき、天皇機関説信奉者として攻撃を受け、辞任。第二次大戦後、吉田内閣の国務相として、日本国憲法の起草にあたる。国会図書...
きようら‐けいご【清浦奎吾】
[1850〜1942]政治家。熊本の生まれ。旧刑事訴訟法・保安条例の制定に参画。第二次山県内閣の法相として治安警察法を制定。大正13年(1924)首相に就任したが、護憲三派の攻撃で総辞職。
くめ‐くにたけ【久米邦武】
[1839〜1931]歴史学者。佐賀の生まれ。岩倉具視に従って欧米を視察。古代史の科学的研究に努めた。論文「神道は祭天の古俗」が神道家から攻撃されて東大教授を辞職。著「米欧回覧実記」「古文書学講...
血液(血球)のプロフィール
血液は赤血球、白血球、リンパ球、血小板を含めた有形成分(細胞)が40~45%、液体成分の血漿が55~60%で構成されています。有形成分は、ほとんどが赤血球であり、白血球やリンパ球、血小板は1%程度しか含まれていません。 血液は心臓から血管を流れて、からだのすみずみまで酸素と栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を回収して、再び心臓へ戻ってきます。 また、血液は体内に侵入してきたウイルスや細菌を白血球で撃退したり(免疫構造)、血管壁が破損したときに凝固して破損個所を修復したりします。さらには、各器官のはたらきを調整するための"情報伝達"の役目も担っています。 血液成分の約半分を占める赤血球は、直径6~9μm(1μm=1000分の1mm)。中央がへこんだ円盤状の細胞です。 その名のとおり赤色で、核をもたず柔軟性に富み、簡単に変形可能なため、毛細血管の薄い壁を通過できます。 からだ全体の血液中には、20~25兆個もの赤血球が存在し、酸素を運び、二酸化炭素を回収する工程を繰り返しています。主成分はヘモグロビンという鉄を含む色素です。 赤血球は約4カ月で寿命を迎え、時期がくると肝臓や脾臓で破壊されますが、ヘモグロビンは胆汁の成分、ビリルビンとして再利用されます。 白血球は無色で細胞内に核をもっています。 白血球には「顆粒球」「リンパ球」「単球」の3つの種類があります。1m3に6000個程度存在し、血流にのり全身を巡ります。 顆粒球は、好塩基球、好中球、好酸球に分かれ、それぞれが殺菌物質を放出します。 リンパ球にはヘルパーT細胞、キラーT細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞があり、B細胞は体内に侵入した病原体を攻撃する抗体をつくります。 単球は不要になった細胞を取り込み、マクロファージとなって破壊するなど、外敵の侵入を感知し、攻撃します。 血小板は核のない細胞で、骨髄のなかにある細胞、巨核球の一部がちぎれた断片からできています。通常は円形をしていますが、活動するときには突起を出して形を変化させます。 血小板は損傷部分から血液の流出(出血)があると損傷部位に集まり、一時的に傷口をふさぎます。 その後、血液中のたんぱく質である"フィブリノーゲン"が糸状のフィブリンに変化し、そこに赤血球や白血球がからみついて、血液のかたまりをつくります。さらに血漿のなかにある凝固因子に働きかけて止血します。 血漿は、淡黄色をした血液の液体成分です。約9割が水分であり、そのほかは血液の浸透圧(水分)を調整するアルブミン、外敵を攻撃するグロブリン、血液凝固を助けるフィブリノーゲンなどのたんぱく質、ブドウ糖、アミノ酸、脂肪、塩化ナトリウム、イオンなどで構成されています。 主に、水分、塩分、無機質などの栄養やホルモンを溶かし込み、必要な場所まで運んで栄養として与え、そこから老廃物を引き取るはたらきをします。
通風のメカニズム
ある日突然、足の親指の付け根の関節が赤く腫れ、激烈な痛みに襲われる―。痛風発作がおこる背景には、血液中に過剰にあふれ出した尿酸があります。症状は1週間から10日ほどでおさまりますが、油断すると再び同じような発作を繰り返すようになり、やがて腎臓などの内臓も障害されていきます。 血液中の尿酸値が高くなると、余分な尿酸がナトリウム結合して「尿酸塩結晶」がつくられ、関節軟骨やその周辺に沈着します。尿酸塩結晶が関節液中にはがれおちると、体の防御機能を担う白血球の一つである「好中球」を中心とした血液細胞は、結晶を排除しようとして、炎症反応がおこります。これが、激痛や腫れといった痛風発作の原因です。 尿酸塩結晶に攻撃を仕掛けた好中球は、たんぱく分解酵素を含むファゴリソソーム内に尿酸塩結晶を取り込むものの、分解できずこわれてしまいます。このときに関節液中に放出されるリソソーム内の酵素が炎症をおこすもっとも重要な因子です。他にも、血小板からセロトニン、マクロファージからインターロイキン、好中球から活性酸素などさまざまな物質の放出が炎症に関係しています。
免疫機能のはたらき
免疫とは、からだに侵入したウイルスや細菌など、病原体を血液中から排除するために働く、体内のセキュリティシステムです。 このシステムを機能させるのは、リンパ球のT細胞、B細胞、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)、マクロファージ、顆粒球など白血球の仲間たちです。 体内で異物を発見すると、最初にマクロファージや顆粒球の好中球が異物を食べ、NK細胞が異物を破壊します。これが「自然免疫」という初期の防御システムです。 自然免疫で対処しきれない場合は、さらにほかのリンパ球が対応をします。このリンパ球による異物への反応を「獲得免疫」といい、"体液性免疫"と"細胞性免疫"の2種類に分けられます。 体液性免疫は、異物(抗原)が侵入すると、まずマクロファージが異物を捕え、抗原の情報を認識してヘルパーT細胞に伝えます。同時に、化学物質を放出してB細胞を形質細胞に増殖させて大量の抗体をつくり出し、抗原を一つ一つ抗体で取り囲み、マクロファージが飲み込む―というものです。 細胞性免疫では、T細胞とマクロファージが抗原を直接攻撃します。マクロファージは侵入してきた抗原の情報を認識し、ヘルパーT細胞に伝えます。その情報からヘルパーT細胞は、サイトカインを分泌して、キラーT細胞や、マクロファージなどを活性化させ、抗原を破壊して貪食させます。 免疫にかかわる細胞の中心となるのは、白血球の仲間、リンパ球です。 リンパ球には、胸腺(心臓の上にかぶさり、両肺の間の上部に位置する臓器)を経由して分化するT細胞と、胸腺を経由しないB細胞があります。 T細胞は、ウイルスや、がんを攻撃したり、生理活性物質(ホルモン)を生み出すはたらきをします。 T細胞は胸腺で分化し、成熟してサプレッサーT細胞、ヘルパーT細胞、キラーT細胞に分かれます。B細胞は、ヘルパーT細胞の指令により、抗体をつくるために分裂をしながら増殖して、異物(抗原)を攻撃します。 そのほか、自己判断で異物やがん化した細胞を攻撃、処理するNK細胞、病原菌を食べ、リゾチームで溶かして消す好中球など、免疫系にはさまざまな種類と役割の違う細胞があり、それぞれの役割を果たしながら連携して、異物や病原菌からからだを守っているのです。