ひの【日野】
東京都中部の市。多摩川の南岸にあり、もと甲州街道の宿場町。自動車工業が盛ん。住宅地としても発展。多摩動物公園・高幡不動尊(たかはたふどうそん)がある。人口17.9万(2010)。
ひの【日野】
姓氏の一。 [補説]「日野」姓の人物日野啓三(ひのけいぞう)日野資朝(ひのすけとも)日野草城(ひのそうじょう)日野俊基(ひのとしもと)日野富子(ひのとみこ)
ひの【日野】
滋賀県南東部、蒲生(がもう)郡の地名。もと蒲生氏の城下町。日野屋と称する近江(おうみ)商人の本拠地。製薬や林業が盛ん。
ひの‐がわ【日野川】
福井県西部を流れる川。九頭竜(くずりゅう)川第一の支流。福井・岐阜・滋賀3県の県境にある三国(みくに)岳(標高1209メートル)に源を発して北流し、越前市・鯖江(さばえ)市を流れて福井市高屋(...
ひの‐し【日野市】
⇒日野
ひの‐けいぞう【日野啓三】
[1929〜2002]小説家・評論家。読売新聞の記者を経て文筆活動に入る。韓国人女性との結婚をめぐる経緯を描いた「あの夕陽」で芥川賞受賞。他に「抱擁」「砂丘が動くように」「台風の眼」「光」など。...
ひの‐すけとも【日野資朝】
[1290〜1332]鎌倉末期の公卿。後醍醐天皇に登用され、日野俊基らと討幕計画を進めたが、六波羅探題に探知されて、佐渡に配流(正中の変)。のち、佐渡で斬られた。
ひの‐そうじょう【日野草城】
[1901〜1956]俳人。東京の生まれ。本名、克修(よしのぶ)。新興俳句運動の中心として無季を主張、連作を実践した。句集「花氷」「青芝」など。
ひの‐としもと【日野俊基】
[?〜1332]鎌倉末期の公卿。後醍醐天皇に登用され、日野資朝らと討幕計画に参加したが、六波羅探題に探知されて、捕らえられた(正中の変)。のち、許されたが、元弘の変で再び捕らえられて鎌倉で斬られた。
ひの‐とみこ【日野富子】
[1440〜1496]室町幕府8代将軍足利義政の妻。実子義尚(よしひさ)の将軍就任を企て義政の弟義視(よしみ)と対立し、応仁の乱の端緒をつくった。京都諸口の関所の設置、そのほか幕政に深く関与した。