しぶ【渋】
1 渋い味。「—を抜く」 2 「柿渋」の略。「—をひく」 3 栗の実などの外皮の内側にある渋みをもった薄い皮。渋皮。 4 物からしみ出る赤黒い液体。 5 水などのあか。さび。水渋(みしぶ)。「—...
しぶ・い【渋い】
[形][文]しぶ・し[ク] 1 渋柿を食べたときなどの、舌がしびれるような味である。「—・いお茶」 2 はででなく落ち着いた趣がある。じみであるが味わい深い。「—・い声」「—・い色のネクタイ」「...
しぶ‐いろ【渋色】
柿渋のような茶褐色。うすがき色。「—の羽織」
しぶ‐うちわ【渋団扇】
表面に柿渋を塗った、じょうぶで実用的なうちわ。《季 夏》「何思ふ長雪隠(ながせっちん)の—/許六」
しぶ‐かたびら【渋帷子】
柿渋を塗ったかたびら。
しぶ【渋】
茶渋tea incrustation ⇒しぶぬき(渋抜き),しぶみ(渋み)渋うちわa round fan covered with persimmon varnish渋茶〔濃い煎茶〕strong...
しぶい【渋い】
I〔渋のような味がする〕astringent渋いお茶strong [bitter] teaこの柿は渋いThis persimmon has 「a puckery [an astringent] ...
しぶかわ【渋皮】
the (astringent) inner skin ((of a chestnut))渋皮がむける〔あかぬけする〕become urbane; be polished; acquire re...
しぶがき【渋柿】
an astringent persimmon
しぶがみ【渋紙】
paper treated with astringent persimmon juice
しぶい【渋い】
[共通する意味] ★舌を刺す味。[英] bitter[使い方]〔苦い〕(形)▽僕は苦いくらいのコーヒーが好きだ〔渋い〕(形)▽この柿(かき)は渋くて食べられない[使い分け]【1】「苦い」は、焦げ...
しぶる【渋る】
[共通する意味] ★行動に踏み切れないでぐずぐずする。[英] to hesitate[使い方]〔ためらう〕(ワ五)▽天気が悪いので外出をためらう▽ためらっている場合ではない〔渋る〕(ラ五)▽代金...
じゅうたい【渋滞】
[共通する意味] ★物事が滞りはかどらないこと。[英] delay[使い方]〔渋滞〕スル▽帰省の車で道路が渋滞する▽作業の渋滞で生産が落ちる〔停滞〕スル▽景気が停滞したままだ〔難航〕スル▽捜査が...
じゅうめん【渋面】
[共通する意味] ★不快、苦痛などの気持ちをあらわした顔。[英] a grimace[使い方]〔しかめっ面〕▽薬があまり苦いのでしかめっ面をして飲んだ〔渋面〕▽営業報告を部長は渋面を作って聞いて...
しぶかわ‐かげすけ【渋川景佑】
[1787〜1856]江戸後期の暦学者。大坂の人。高橋至時(たかはしよしとき)の二男。天文方渋川正陽の養子となり、役職を継いだ。兄の高橋景保とともに「ラランデ暦書」を訳解、「新巧暦書」「新修五星...
しぶかわ‐げんじ【渋川玄耳】
[1872〜1926]ジャーナリスト。佐賀の生まれ。本名、柳次郎。筆名、藪野椋十(やぶのむくじゅう)。新聞記者として活躍。著「藪野椋十東京見物」など。
しぶかわ‐しゅんかい【渋川春海】
[1639〜1715]江戸前期の暦学者。京都の人。安井算哲の子。はじめ安井算哲二世を名乗るが、のちに改姓。貞享元年(1684)平安時代以来の宣明暦を改定した貞享暦が採用され、初の幕府天文方に就任...
しぶかわ‐はるみ【渋川春海】
⇒しぶかわしゅんかい(渋川春海)
しぶかわ‐ばんごろう【渋川伴五郎】
[1652〜1704]江戸前期の柔術家。紀伊の人。名は義方。関口氏業(せきぐちうじなり)に学び、柔術渋川流を創始。