いんりょうけんにちろく【蔭涼軒日録】
室町中期、京都相国寺鹿苑院(ろくおんいん)内の蔭涼軒主の記した公用日記。永享7〜文正元年(1435〜66)は季瓊真蘂(きけいしんずい)が、文明16〜明応2年(1484〜93)は亀泉集証(きせんし...
おあんものがたり【おあむ物語】
《「おあん」は尼の敬称》江戸前期の見聞記。1冊。享保初年(1716)ごろまでに成立か。石田三成の家臣山田去暦の娘が、美濃大垣城で見聞した関ヶ原の戦いのようすを、尼になってから子供たちに語った追憶...
おうごんでんせつ【黄金伝説】
《(ラテン)Legenda Aurea》キリスト教聖者の伝記集成。ジェノバの大司教ヤコブス=デ=ウォラギネが13世紀に筆録。信仰上また文学的にも価値の高いものとして黄金の名をもってよばれるよう...
かいだんぼたんどうろう【怪談牡丹灯籠】
人情噺(ばなし)。三遊亭円朝作。文久・元治年間(1861〜1865)に成立。明治17年(1884)筆録、出版。「御伽婢子(おとぎぼうこ)」所収の「牡丹灯籠」をもとに、当時起こった江戸牛込の旗本騒...
きゅうおうどうわ【鳩翁道話】
江戸末期の心学書。正編3巻。天保6年(1835)刊。柴田鳩翁の講話を養子遊翁が筆録したもの。7年刊の続編、9年刊続々編各3巻がある。
きろく【記録】
[共通する意味] ★事実はこうであったと後々まで伝えたい事柄を、そのまま書き記すこと。また、その書き記したもの。[英] a record[使い方]〔記録〕スル▽会議の記録をとる▽出席者名を記録に...
じっき【実記】
[共通する意味] ★事実はこうであったと後々まで伝えたい事柄を、そのまま書き記すこと。また、その書き記したもの。[英] a record[使い方]〔記録〕スル▽会議の記録をとる▽出席者名を記録に...
じつろく【実録】
[共通する意味] ★事実はこうであったと後々まで伝えたい事柄を、そのまま書き記すこと。また、その書き記したもの。[英] a record[使い方]〔記録〕スル▽会議の記録をとる▽出席者名を記録に...
ひつろく【筆録】
[共通する意味] ★事実はこうであったと後々まで伝えたい事柄を、そのまま書き記すこと。また、その書き記したもの。[英] a record[使い方]〔記録〕スル▽会議の記録をとる▽出席者名を記録に...
おお‐の‐やすまろ【太安万侶/太安麻呂】
[?〜723]奈良前期の文人。民部卿。稗田阿礼(ひえだのあれ)が誦習した旧辞を筆録して、3巻からなる古事記を完成させた。
しばた‐きゅうおう【柴田鳩翁】
[1783〜1839]江戸後期の心学者。京都の人。名は亨。薩埵徳軒(さったとくけん)に心学を学び、のち、失明の身で諸国を巡講した。その筆録書「鳩翁道話」は、心学道話の代表とされる。
マルコ‐ポーロ【Marco Polo】
[1254〜1324]イタリアの旅行家。1271年陸路で中国に向かい、元の上都に到着。フビライに厚遇されて17年間滞在し、各地を旅行。1295年に海路でベネチアに帰国。のちジェノバとの戦争で捕虜...