くしび【霊び/奇び】
[名・形動ナリ]《動詞「くしぶ」の連用形から》不思議なこと。霊妙なこと。また、そのさま。「未だかく—に異(あや)しき児有らず」〈神代紀・上〉
くし・ぶ【霊ぶ/奇ぶ】
[動バ上二]霊妙に見える。不思議な状態になる。「—・びますことを恠(あやし)み給ひき」〈風土記逸文・丹後〉
す‐だま【魑魅/霊】
1 山林・木石の精気から生じるという霊。人面鬼身で、よく人を迷わすという。ちみ。〈和名抄〉 2 人の霊魂。たましい。〈和名抄〉
たま【霊/魂/魄】
「たましい1」に同じ。「肝っ—」「人—」「空蝉のからは木ごとにとどむれど—のゆくへを見ぬぞかなしき」〈古今・物名〉
霊(たま)合(あ)・う
互いに思う心が一つに結ばれる。「—・へば相寝るものを」〈万・三〇〇〇〉
たま【霊】
[共通する意味] ★死者の魂。[英] a soul[使い方]〔精霊〕▽精霊送り▽精霊流し〔霊〕▽霊祭り▽御霊神社〔魂魄〕▽魂魄がこの世をさまよう[使い分け]【1】「精霊」「霊(たま)」は、特定の...
たまや【霊屋】
[共通する意味] ★人の霊をまつってある建物。[英] a shrine[使い分け]【1】「霊廟」は、先祖の霊をまつってある所。【2】「霊屋」は、「れいおく」とも読み、死者の霊をまつってある所だが...
れい【霊】
[共通する意味] ★肉体から独立して存在し、精神作用をつかさどると考えられているもの。[英] a soul[使い分け]【1】「魂」は、広く用いられ、「大和魂」のように、精神、気力の意でも用いられ...
れいい【霊位】
[共通する意味] ★死後に付けられる名。[英] a posthumous Buddhist name[使い分け]【1】「戒名」「法名」は、死者に付ける名。また、出家した人に授けられる名のこともい...
れいいき【霊域】
[共通する意味] ★神社、寺院などのある清浄な場所。[英] holy precincts[使い分け] 「斎場」は、「青山斎場」のように、葬儀を行う場所の意味もある。