あい‐ら【彼等】
[代]三人称の人代名詞。あいつら。やつら。人を卑しめていう語。「ここな者—風情を相手にして」〈浄・用明天王〉
あやう・い【危うい】
[形][文]あやふ・し[ク] 1 危険が迫っている。あぶない。「—・いところを助かった」 →危ない[用法] 2 気掛かりである。心もとない。不安だ。「世のうけひくまじきことなれば、中々—・くおぼ...
いい‐こな・す【言い熟す】
[動サ五(四)] 1 じょうずに言い表す。言葉巧みに言う。「一寸(ちょっと)したことをいかにも尤(もっと)もらしく—・して聞かせる」〈藤村・破戒〉 2 悪く言う。「いづれも気にいらぬ風情にてほめ...
いたずら【徒】
[形動][文][ナリ] 1 存在・動作などが無益であるさま。役に立たないさま。むだ。「—に時を過ごす」 2 あるべき物がないために物足りないさま。なんの風情もないさま。「入江の—なる洲(す)ども...
いろ‐け【色気】
1 色の加減。色の調子。色合い。「青の—が薄い」 2 異性に対する関心や欲求。色情。「—がつく」 3 人をひきつける性的魅力。「—たっぷりの目つき」 4 愛嬌(あいきょう)。愛想。おもしろみ。風...
色気
I⇒いろあい(色合い)II1〔風情,愛想〕全く色気のない話だIt's utterly unromantic./What a prosaic story!色気のない返事a curt [brusqu...
情趣
⇒おもむき(趣),ふぜい(風情)
風情
1〔趣〕風情のある〔趣のある〕tasteful/〔優雅な〕elegant/〔詩的な〕poeticそれが部屋に一層の風情を添えていたIt made the room all the more at...
装い
1〔服装〕clothing美しい装いの女性a beautifully dressed ladyもう夏の装いをしていたShe was already wearing summer clothing...
character
[名]1 C〔単数形で〕(人の)全体的な特徴(解説的語義)性格,性質,気質the national character国民性character defects [flaws]性格上の欠陥go [...
ふぜい【風情】
[共通する意味] ★上品で雰囲気があり、心ひかれる味わい。[英] taste; flavor[使い方]〔風情〕▽なんの風情もない部屋▽松の木が庭に風情を添えている〔趣〕▽ここから眺める夕日は趣が...
おもむき【趣】
[共通する意味] ★上品で雰囲気があり、心ひかれる味わい。[英] taste; flavor[使い方]〔風情〕▽なんの風情もない部屋▽松の木が庭に風情を添えている〔趣〕▽ここから眺める夕日は趣が...
そそ【楚楚】
[共通する意味] ★飾り気がなく、清らかなさま。[英] pure and beautiful[使い方]〔楚楚〕(形動(たる・と))▽楚々とした令嬢▽楚々たる風情〔清楚〕(形動)▽清楚な女子学生▽...
スペクタクル
[共通する意味] ★優れた眺め。[英] a spectacle[使い方]〔景観〕▽紅葉のころの景観はみごとだ▽雄大な景観〔美観〕▽自然の美観を大切にする▽高速道路が街の美観をそこねている〔奇観〕...
けいかん【景観】
[共通する意味] ★優れた眺め。[英] a spectacle[使い方]〔景観〕▽紅葉のころの景観はみごとだ▽雄大な景観〔美観〕▽自然の美観を大切にする▽高速道路が街の美観をそこねている〔奇観〕...
せいじゃくかんが【静寂閑雅】
静かでひっそりとしていて、みやびやかな風情のあるさま。▽「静寂」はしんと静まり返っているさま。「閑雅」は閑静でみやびやかな趣のあるさま。
よいんじょうじょう【余韻嫋嫋】
音が鳴りやんでも、なお、かすかに残る響き。また、その音が細く長く続く様子。詩や文章の言外の趣や、事が終わったあとの情緒あふれる風情にもたとえる。▽「嫋嫋」は音声の細く長く続くさま。「韻」は「音」とも書く。
らっかりゅうすい【落花流水】
落ちた花が水に従って流れる意で、ゆく春の景色。転じて、物事の衰えゆくことのたとえ。時がむなしく過ぎ去るたとえ。別離のたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じ合い、相思相愛の状態にあること。散る花は流水に乗って流れ去りたいと思い、流れ去る水は落花を乗せて流れたいと思う心情を、それぞれ男と女に移し変えて生まれた語。転じて、水の流れに身をまかせたい落花を男に、落花を浮かべたい水の流れを女になぞらえて、男に女を思う情があれば、女もその男を慕う情が生ずるということ。▽「流水落花りゅうすいらっか」ともいう。
りゅうあんかめい【柳暗花明】
春の野が花や緑に満ちて、美しい景色にあふれること。また、花柳界・遊郭のことを指すこともある。▽「柳暗」は柳が茂って、その陰がほの暗くなること、薄暗い様子。「花明」は花が咲いて明るい色があふれること。春の山水の美しい景色を表現したもの。南宋陸游りくゆうの「山西さんせいの村むらに遊あそぶ」(詩)の「柳暗花明又一村りゅうあんかめいまたいっそん」の句は有名。