かめ【亀】
1 カメ目の爬虫(はちゅう)類の総称。体の構造は中生代の祖先形から大きな変化がなく、背面と腹面とに骨質の甲をもち、中に頭・四肢・尾を引っ込めて身を守る。あごはくちばし状になり、歯はない。水・陸に...
かめ‐あや【亀綾】
細かい亀甲(きっこう)文様を織り出した綾織りの絹織物。亀綾縞(かめあやじま)。亀屋縞。
かめい【亀井】
姓氏の一。 [補説]「亀井」姓の人物亀井勝一郎(かめいかついちろう)亀井玆矩(かめいこれのり)亀井昭陽(かめいしょうよう)亀井南冥(かめいなんめい)亀井文夫(かめいふみお)
かめ‐い【亀居】
《亀の後足が左右に開くのに似るところから》足先を左右に開いて、その間に尻を据える座り方。叙位・除目(じもく)のときの正式な着座法。
かめい‐かついちろう【亀井勝一郎】
[1907〜1966]評論家。北海道の生まれ。初め、プロレタリア文学の理論家として活躍、のち、転向して日本浪曼派に属し、仏教思想・日本古典に傾倒、文明批評で活躍した。著「大和古寺風物誌」「わが精...
かめい‐これのり【亀井玆矩】
[1557〜1612]安土桃山・江戸初期の武将。名は新十郎。主家の尼子氏滅亡後、織田信長・豊臣秀吉に仕え、因幡(いなば)国鹿野城主となる。関ヶ原の戦いでは徳川方に味方し、朱印船貿易に意を注いだ。
かめい‐ざん【亀井算】
そろばんによる割り算の一。九九を応用した、今日行われている方法。考案した百川治兵衛(ももかわじへえ)が正保2年(1645)に著した「亀井算」によって一般化した。百川算。加命算。
かめい‐しょうよう【亀井昭陽】
[1773〜1836]江戸後期の儒学者。筑前の人。名は昱(いく)。南冥の長男。父南冥の跡を継ぎ徂徠学を奉じ、のち徂徠学に朱子学を取り入れた経学を大成。著に「左伝纉考」「論語語由述志」「読弁道」など。
かめいど【亀戸】
《古称「亀島」とこの地の名井「亀ヶ井」がまざってできた地名という》東京都江東区北東部の商工業地。鷽替(うそか)えや藤の花で知られる亀戸天神社がある。
かめいど‐じけん【亀戸事件】
大正12年(1923)9月、関東大震災の混乱のさなか、亀戸の労働組合員らが軍隊によって不法検束され、殺害された事件。