あかざ‐えび【藜海老】
十脚目アカザエビ科のエビ。房総半島以南の太平洋沿岸に分布。食用。体長約25センチ。大きなはさみ脚をもち、黄赤色。
あか‐ざけ【赤酒】
灰持酒(あくもちざけ)の一。腐敗を防ぐため、発酵後、しぼる前に灰汁(あく)を加えてつくる赤い酒。甘みが強く、祝い事の酒や屠蘇(とそ)として飲むほか、調味料にする。熊本県の特産。灰酒(あくざけ)。
あか‐ざとう【赤砂糖】
赤茶色の砂糖。赤ざらめ、中白糖、精製していない粗糖など。
あかざ‐の‐あつもの【藜の羹】
アカザを実にした吸い物。粗末な食物のたとえ。「一鉢の設け、—、いくばくか人の費(つひえ)をなさん」〈徒然・五八〉
あかざ‐の‐つえ【藜の杖】
アカザの茎を乾燥させて作ったつえ。軽いので老人が用いた。
あかざわ‐やま【赤沢山】
静岡県伊東市南部の山。曽我兄弟の父河津祐泰(かわづすけやす)が、工藤祐経(くどうすけつね)の家臣に殺された所。
あかし【灯】
《動詞「明かす」の連用形から》 1 ともし火。明かり。灯火。「町の—が其処にも此処にも見える」〈花袋・田舎教師〉 2 神仏に供えるともし火。灯明。みあかし。
あかし【証】
《「灯(あかし)」と同語源》ある事柄が確かであるよりどころを明らかにすること。証明。証拠。「身の—を立てる」
あかし【明石】
兵庫県南部、明石海峡に面する市。もと山陽道・四国街道の分岐点の宿駅で、松平氏の城下町。日本標準時子午線の東経135度が通る所に天文科学館がある。人口29.1万(2010)。
源氏物語第13巻...
あか・し【明し】
[形ク] 1 明るい。「月もいと限りなく—・くて出でたるを」〈大和・一五六〉 2 まじりけがない。心が清い。「然らば汝の心の清く—・きはいかにして知らむ」〈記・上〉