あく‐ま【悪魔】
1 残虐非道で、人に災いをもたらし、悪に誘い込む悪霊。また、そのような人間。 2 仏道修行を妨げる悪神の総称。魔。魔羅。 3 キリスト教で、神の創造した世界に対する破壊的で攪乱(かくらん)的な要...
あくま‐しゅぎ【悪魔主義】
《diabolism/(フランス)satanisme》19世紀末にヨーロッパで起こった、悪魔的なものの中に美を求める文芸上の主張。耽美(たんび)主義が極端に進んだもの。ボードレールやオスカー=ワ...
あく‐まで【飽く迄】
[副]《動詞「あ(飽)く」の連体形+副助詞「まで」から》 1 物事を最後までやりとおすさま。徹底的に。「—(も)自説を貫く」 2 どこまでも。全く。「—(も)青い海」
あくま‐とう【悪魔島】
⇒ディアブル島
あくまとかみ【悪魔と神】
《原題、(フランス)Le Diable et le Bon Dieu》サルトルの戯曲。3幕。1951年、パリのアントワーヌ座にて初演。演出はルイ=ジューベ。16世紀のドイツ農民戦争を題材とする。
あくまにこころみられた‐ゆうわくのやま【悪魔に試みられた誘惑の山】
《Mount of Temptation》⇒誘惑の山
あくまのかべ【悪魔の壁】
《原題、(チェコ)Čertova stěna》スメタナのオペラ。全3幕。1882年完成。女流作家・詩人のE=クラスノホルスカの台本。修道院の建設を断念させるため、ブルタバ川を堰き止めて氾濫させた...
あくまのしょうぐん【悪魔の将軍】
《原題、(ドイツ)Des Teufels General》ツックマイヤーの戯曲。3幕。ナチス時代のドイツ軍人の悲劇を描く。米国亡命中の1946年に書かれ、翌1947年ドイツでの初演が行われた。
あくま‐の‐しょうめい【悪魔の証明】
1 ローマ法において、所有権の帰属を証明することが困難であることを比喩的に表現した語。ローマ法の原則に従うと、現に他人が占有しているものの所有権が自分にあることを証明するには、最初の所有者までさ...
あくまのじてん【悪魔の辞典】
《原題The Devil's Dictionary》米国の作家ビアスの警句集。新聞・雑誌に載せた警句を、1906年「冷笑家用語集」として刊行。1911年、増補改題して現書名となった。辛辣(しんら...