あてがい‐ぶち【宛てがい扶持】
与える側で適当にみはからって渡す金や物。または、そうした与え方。 [補説]近世に主君や雇い主が家臣や雇い人に与えた扶持米(ふちまい)に始まり、現在は給与などにいう。「宛行扶持」「充行扶持」とも書く。
あて‐が・う【宛てがう/充てがう】
[動ワ五(ハ四)] 1 物と物とをぴったりとくっつける。添え当てる。「聴診器を胸に—・う」「添え木を—・う」 2 割り当てて与える。相手の求めによらないで、こちらで適当に与える。「仕事を—・う」...
あて‐がき【宛書(き)/充て書(き)】
1 封書・葉書などの表に記す相手の住所および氏名。宛名。上書き。 2 古文書で、文書の末尾または書き出しに書かれた相手の名。あてどころ。
あて‐がき【当て書(き)】
[名](スル)演劇や映画などで、その役を演じる俳優をあらかじめ決めておいてから脚本を書くこと。
当(あ)てが外(はず)・れる
見込みが違う。期待に反する。「もっと客が入ると思ったが、—・れた」
あて‐ぎ【当て木】
物に添え当てる木。
あて‐ぎれ【当て切れ】
補修用に当てる布。
あて‐くち【当て口】
当てつけた言葉。あてこすり。
あて‐こすり【当て擦り】
あてこすること。また、その言葉。あてつけ。
あて‐こす・る【当て擦る】
[動ラ五(四)]他の事にかこつけて、それとなくわかるように悪口や皮肉を言う。あてつける。「笑い話にかこつけて、人の失敗を—・る」