あぶら‐わた【油綿】
綿を香油に浸しておいて髪のつや出しに用いたもの。
あぶら‐ワニス【油ワニス】
樹脂を乾性油で溶いたワニス。建具などの塗料。油ニス。
油(あぶら)を売(う)・る
《近世、髪油の行商人が、客を相手に世間話をしながら売ることが多かったことから》むだ話などをして仕事を怠ける。
油(あぶら)を絞(しぼ)・る
1 過ちや失敗を厳しく責める。「さんざん—・られた」 2 ひどい苦労をする。「親が身の—・って獲(え)た金を」〈二葉亭・平凡〉
油(あぶら)を注(そそ)・ぐ
《火に油を注げば火勢が強くなることから》感情や行動などをさらに勢いづかせる。
油(あぶら)を流(なが)したよう
海・湖などの水面が、波が立たず穏やかなさま。
あぶり‐こ【焙り籠/炙り子】
1 炭火の上に置いて、衣類などを掛けて乾かす竹のかご。あぶりかご。伏せ籠(ご)。 2 餅(もち)などを焼く鉄製の網。
あぶり‐だし【焙り出し/炙り出し】
1 乾くと消える明礬(みょうばん)水などで紙に字や絵をかいておき、火であぶるとそれが現れるようにしたもの。 2 「電子焙り出し」の略。→デジタルステガノグラフィー
あぶり‐だ・す【焙り出す/炙り出す】
[動サ五(四)] 1 火であぶって、隠されていた文字や絵を浮き出させる。「火鉢で—・す」 2 周囲の状況、関連する事柄などから推測して、隠されている事実を明らかにする。「地道な捜査が事件の真相を...
あぶり‐もの【焙り物/炙り物】
火であぶったもの。特に、焼き魚。やきもの。