あま‐にゅう【甘にゅう】
セリ科の多年草。本州中部以北の山地に自生。高さ2〜3メートル。葉は三つに裂けていて、それぞれは卵状三角形をしている。夏、多数の白い小花が集まって咲く。茎に甘みがある。
あま‐にゅうどう【尼入道】
在家のまま剃髪(ていはつ)して仏門に入った女性。尼女房。
あまに‐ゆ【亜麻仁油】
アマの種子から絞った乾性油。黄色、半透明で、空気中で固まり、耐水性が強い。塗料・ワニス・印刷インキなどの原料。あまにんゆ。リンシードオイル。
あまねく【遍く/普く】
[副]《形容詞「あまねし」の連用形から》もれなくすべてに及んでいるさま。広く。一般に。「世間に—知れわたる」
あまね・し【遍し/普し】
[形ク]すみずみまで広く行き渡るさま。残すところがないさま。くまない。「改め変はる事なく、—・き親心に仕うまつり給ふにも」〈源・匂宮〉
あまの【天野】
大阪府河内長野市の地名。天野山金剛寺がある。
あまの【天野】
姓氏の一。 [補説]「天野」姓の人物天野信景(あまのさだかげ)天野宗歩(あまのそうほ)天野貞祐(あまのていゆう)天野浩(あまのひろし)
あま‐の【天の】
[連語] 1 天(てん)の。 2 高天原(たかまがはら)の。 3 神聖な。 [補説]「あめの」よりも古く、熟合度が高いが、語によっては「あめの」と読まれるものもある。→天(あめ)の
あま‐の‐いのち【天の命】
天から授かった大切な命。「さてもさても危ない目に逢うた、—を拾うた」〈謡・夜討曽我〉 [補説]「天命(てんめい)」を訓読みにした語か。
あま‐の‐いわと【天の岩戸/天の磐戸】
天の岩屋の堅固な戸。高天原の入り口にあったという。天の岩屋戸。「—を引き開け天(あめ)の八重雲を排分(おしわ)け」〈神代紀・下〉