アミロイド【amyloid】
でんぷん類似物質。セルロースを硫酸で処理すると得られ、また、病的に脳・腎臓・膵(すい)臓などに生じることもある。アルツハイマー病の原因物質とされる。類でんぷん体。
アミロイド‐ベータ【amyloid beta/amyloid β】
⇒アミロイドベータ蛋白質
アミロイドベータ‐たんぱくしつ【アミロイドベータ蛋白質/アミロイドβ蛋白質】
《amyloid beta protein》たんぱく質の一種。脳内で過剰に生産され蓄積すると、老人斑とよばれる凝集体が形成される。アルツハイマー型認知症の患者の脳に多数の老人斑がみられることから...
アミロイド‐しょう【アミロイド症】
⇒アミロイドーシス
アミロイドぜんくたい‐たんぱくしつ【アミロイド前駆体蛋白質】
アルツハイマー型認知症の原因物質とされるアミロイドβたんぱくの前駆体として知られるたんぱく質。αセクレターゼによって切断された場合は無害だが、βおよびγセクレターゼによって切断されると、神経細胞...
アミロイド‐はん【アミロイド斑】
⇒老人斑1
アミロイドーシス【amyloidosis】
代謝異常により、たんぱく質の変性したアミロイドが血管壁や心臓・腎臓などに沈着する疾患。原因不明の原発性のものと、結核や癌(がん)などに続発するものとがあり、難病。アミロイド症。
アミロプシン【amylopsin】
アミラーゼの一。膵(すい)臓・膵液中に含まれる消化酵素。膵液アミラーゼ。
アミロペクチン【amylopectin】
でんぷん粒を構成する主成分の一。グルコースの鎖が複雑に分枝・結合したもの。もち米には特に多く含まれ、沃素を加えると赤紫色となる。
アミロース【amylose】
でんぷん粒を構成する主成分の一。グルコースが長い鎖状に連なったもので、水に溶ける。沃素を加えると青藍色になる。