あや‐め【文目】
1 織物や木目(もくめ)などに現れた模様。いろどり。あや。 2 (多くはあとに「知らず」「分かず」「見えず」などの語を伴って用いる) ㋐物の区別。見分け。けじめ。「—も知れない闇の中から、硫黄が...
あやめ【菖蒲】
1 アヤメ科アヤメ属の多年草。日当たりのよい乾燥した草地に生える。高さ30〜60センチ。葉は細長く剣状。初夏、花茎の先に、付け根に網目模様のある紫または白色の花を開く。多くの栽培品種がある。アヤ...
あや‐め【漢女】
古代、大陸からの渡来人のうち、機織り・裁縫などに従事した女性。
あやめ‐いろ【菖蒲色】
アヤメの花のような色。明るい赤紫色。
あやめ‐かずら【菖蒲鬘】
中古、ショウブで作った、頭につける飾り。端午の節会(せちえ)に、邪気を払うものとして、男性は冠につけ、女性は髪にさした。しょうぶかずら。
あやめ‐がさね【菖蒲襲】
襲の色目の名。表は萌葱(もえぎ)、裏は濃紅梅。陰暦4〜6月に用いる。しょうぶがさね。
あやめ‐がたな【菖蒲刀】
端午の節句に、ショウブの葉を刀に見立てて男児が腰に差したもの。後世は飾り物として節句に飾った木太刀。しょうぶがたな。あやめだち。
あやめ‐ぐさ【菖蒲草】
ショウブの別名。《季 夏》「—足に結ばん草鞋(わらぢ)の緒/芭蕉」
あやめ‐ざけ【菖蒲酒】
ショウブの根を細かく刻んで浸した酒。邪気を払うため、端午の節句に飲んだ。しょうぶざけ。《季 夏》
あやめ‐の‐かずら【菖蒲の鬘】
⇒あやめかずら