いい‐おき【言(い)置き】
1 言い置くこと。また、その言葉。「—をして旅行に出る」 2 死後に言い残しておくこと。遺言。「ことに心ざし深くて、人にも—などせられし」〈右京大夫集・詞書〉
いい‐お・く【言(い)置く】
[動カ五(四)]あとに残る人に話しておく。言い残す。「家人に—・いて出かける」
いい‐おく・る【言(い)送る】
[動ラ五(四)] 1 使いの者をやったり、手紙に書いたりして、言葉を伝える。「帰国を急ぐよう—・る」 2 順々に言葉を伝える。「中止の旨をクラス全員に—・る」
いい‐おく・れる【言(い)遅れる】
[動ラ下一][文]いひおく・る[ラ下二]先に言うべきことを後になってから言う。「—・れたが、お見舞いをありがとう」
いい‐おこ・す【言ひ遣す】
[動サ下二]言ってよこす。「この女、いと久しくありて、念じわびてにやありけむ、—・せたる」〈伊勢・二一〉
いい‐おち【言ひ落ち】
言えば言うほど自分の不利益になること。「申し訳いたす程皆—にて候へども」〈浄・出世景清〉
いい‐おと・す【言(い)落(と)す】
[動サ五(四)] 1 言うべきことを言い忘れる。言いもらす。「大事な用件を—・す」 2 けなして言う。悪く言う。「心せばげにこそ見ゆめれ、など—・す」〈源・竹河〉
いい‐およ・ぶ【言(い)及ぶ】
[動バ五(四)]そのことに関係する話題にまでふれる。言及する。「裏の事情にまで—・ぶ」