なおざり‐ごと【等閑言】
いいかげんな気持ちでいうことば。
なか‐いり【中入り】
1 能や狂言で、1曲が前場・後場に分かれる場合、前場が終わってシテなどがいったん退場すること。 2 寄席・相撲などの興行物で、途中でしばらく休憩すること。また、その休憩時間。 [補説]2の寄席で...
なか‐がみ【天一神/中神】
陰陽道(おんようどう)で、八方を運行し、吉凶禍福をつかさどるとされる神。己酉(つちのととり)の日に天から下り、東・西など四方に5日ずつ、北東・南東など四隅には6日ずついて合計44日、癸巳(みずの...
なか‐ぞら【中空】
[名]空の中ほど。中天。「—までも立ち昇る烈々とした炎の色は」〈芥川・地獄変〉
[形動ナリ] 1 どちらともきまらないさま。中途半端。「いづ方にも寄らず—にうき御宿世なりければ」〈源・柏木〉...
なるこ‐ゆり【鳴子百合】
キジカクシ科の多年草。山野に生え、高さ約80センチ。地下茎がはい、先から1年ごとに1本の茎を出す。茎は弓なりに伸び、葉を互生する。5、6月ごろ、葉のわきから緑白色の筒状の花が垂れ下がって咲き、暗...
ナンキン‐はぜ【南京黄櫨】
トウダイグサ科の落葉高木。菱形の葉は長い柄で互生し、秋に紅葉する。春から夏、黄色の穂状の花が咲き、穂の上部が雄花、基部が雌花。実は黒褐色に熟し、種子から蝋(ろう)をとる。中国の原産で、九州の一部...
ドラフト‐かん【ドラフト感】
《ドラフトはdraftで、通気の意》普通は空気の流れをいい、通風、すきま風、賊風ともいう。低温の気流が吹き込むか、ガラスなどで冷やされた空気が流下して人体に不快感を与える現象。
ねらい‐どころ【狙い所】
ねらいとする所。目標とする点。「—のいい新製品」
ねなし‐かずら【根無葛】
ヒルガオ科の一年生の寄生植物。山野にみられる。茎は黄褐色、針金状の蔓(つる)で、他の植物にからみつき寄生根の吸盤から養分を吸収する。葉は鱗片(りんぺん)状。夏、白い小花を穂状につける。種子は黒褐...
ねんえき‐せん【粘液腺】
主に体表に粘液を分泌する腺。動物では消化管などに多数分布する。昆虫では雌の膣に開口するものをいい、産卵時に卵を粘着させる物質を分泌する。植物では食虫植物などにみられる。