いざ知(し)らず
《「いさ知らず」の「いさ」と感動詞「いざ」との混同によってできたもの》…についてはよくわからないが。…はともかくとして。「昔は—、現在こんな事を信じる者はいない」
いざ給(たま)え
《「給え」は尊敬の補助動詞「給う」の命令形。この上に来るはずの「行く」「来る」の意の動詞を略したもの》さあ、いらっしゃい。さあ、どうぞ。「—、出雲拝みに」〈徒然・二三六〉
い‐ざと・い【寝聡い】
[形][文]いざと・し[ク]《「い」は眠ることの意》目が覚めるのが早い。目が覚めやすい。「祖母は近ごろ—・くなった」「—・き夜居の僧」〈枕・一二四〉 [派生]いざとさ[名]
いざという時(とき)
非常事態の起こった場合。一大事発生の時。「—に備える」
いざとなると
はたして大事に至った場合になると。肝心の場合に。「—練習どおりに動けない」
いざ‐ない【誘い】
いざなうこと。さそい。勧誘。「音楽会への—」
いざ‐な・う【誘う】
[動ワ五(ハ四)]《「いざ」は勧誘する意の感動詞。「なう」は接尾語》さそう。勧める。「旅に—・う」「源氏物語の世界へ—・う」
いざなぎ‐けいき【伊弉諾景気】
昭和40年(1965)11月から、昭和45年(1970)7月まで、57か月間続いた景気拡大期の呼び名の一。これに先立つ神武景気や岩戸景気を上回る長期間の好況であったため、岩戸神話をさらにさかのぼ...
いざなぎ‐じんぐう【伊弉諾神宮】
兵庫県淡路市にある神社。旧官幣大社。祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)。国土を生み終えて、この地で亡くなった伊弉諾尊の幽宮(かくれのみや)に始まるという。淡路国一の...
いざなぎ‐の‐みこと【伊弉諾尊/伊邪那岐命】
日本神話で、伊弉冉尊(いざなみのみこと)とともに天つ神の命で磤馭慮島(おのころじま)をつくって天降り、国生みと神生みを行った男神。黄泉国(よもつくに)の汚穢(けがれ)を禊(みそぎ)した際に、天照...