いっぽん‐ぎょう【一品経】
《「いっぽんきょう」とも》 1 法華経などの写経の際、多くの人が一品ずつ分担して書写すること。 2 法華経二十八品を一品ずつ各一巻に仕立てたもの。また、その一品ずつを仏前で読誦(どくじゅ)すること。
いっぽん‐ぎ【一本気】
[名・形動]物事をいちずに思いこむ性質であること。また、そのさま。「—な若者」
いっぽん‐ぐま【一本隈】
歌舞伎の隈取りの一。鼻の脇から目の下を通り、こめかみにかけて紅で描いた隈。2世市川団十郎が工夫したもので、「国性爺合戦」の和藤内など荒事の立役に用いる。
いっぽん‐さ【一本鎖】
ポリヌクレオチドやポリペプチドが直線状に連結したもの。また、その状態。「—DNA」
いっぽんさ‐アールエヌエー【一本鎖RNA】
二重らせんを形成しない、通常の一本鎖構造をとるRNA。単鎖RNA。→二本鎖RNA
いっぽんさ‐アールエヌエーウイルス【一本鎖RNAウイルス】
一本鎖RNAをゲノムとして持つウイルス。RNAがそのままmRNAとして働くプラス鎖型(ノロウイルス・SARSコロナウイルス・ポリオウイルス・ヒト免疫不全ウイルスなど)と、RNAポリメラーゼによっ...
いっぽんさ‐こうたい【一本鎖抗体】
遺伝子組み換えにより、抗体の軽鎖と重鎖のアミノ末端にある可変領域を一本につないだもの。単鎖抗体。csFv(single-chain variable fragment)。 [補説]抗体の可変領域...
一本(いっぽん)さ・す
やり込める。へこます。「このほどの返しに—・せらるるは見えたこと」〈浮・禁短気・五〉
いっぽんさ‐ディーエヌエー【一本鎖DNA】
二重らせんを形成しない、一本鎖構造をとるDNA。通常、二本鎖であるDNAを熱やアルカリで変性させて作る。また、環状の一本鎖DNAをゲノムにもつウイルスも存在する。単鎖DNA。ssDNA(sing...
いっぽんさ‐ディーエヌエーウイルス【一本鎖DNAウイルス】
一本鎖DNAをゲノムとして持つウイルス。環状の一本鎖DNAをゲノムとするサーコウイルス科・ジェミニウイルス科、直鎖状の一本鎖DNAをゲノムとするパルボウイルス科などがある。→二本鎖DNAウイルス