たのむ‐の‐かり【田の面の雁】
田に下りている雁(がん)。和歌などで、多く「頼む」に掛けて用いる。「わが方によると鳴くなるみ吉野の—をいつか忘れむ」〈伊勢・一〇〉
ナハリヤ【Nahariya】
イスラエル北西部の町。地中海に面し、レバノンとの国境に近い。1930年代、ドイツから移住したユダヤ人により建設。海岸保養地として知られる。
時(とき)を失(うしな)・う
1 よい時機を逃がす。「—・って事業の拡張はならなかった」 2 時世に入れられず、権勢を失う。失意の人となる。「いつかまた春のみやこの花を見む時失へる山がつにして」〈源・須磨〉
なげ‐がね【投(げ)金/投げ銀】
1 江戸初期、博多・長崎などの豪商が、船舶や積み荷を担保に、朱印船主やポルトガル人・中国人に貸し付けた金。高利を得る反面、危険を伴う投資であった。 2 遊興に金銭を注ぎ込むこと。また、その金銭。...
天(てん)知(し)る地(ち)知(し)る我(われ)知(し)る子(し)知(し)る
《「後漢書」楊震伝から。後漢の楊震が賄賂(わいろ)を断るときに言ったという》他人は知るまいと思っても、天地の神々も、自分も、それをするあなたも知っている。悪事は必ずいつかは露見するものだというこ...
とお‐づま【遠妻】
遠く離れている妻。会うことのまれな妻。また七夕の織女星。「天の川川風すずし—のいつかと待ちし秋や来ぬらん」〈夫木・一〇〉
で‐がけ【出掛け】
1 出かけようとする、その時。出しな。「—に用事を言いつかる」 2 出かけて間もない時。出かけて行く途中。「—に投函する」
つき‐しろ【月白/月代】
月の出ようとするとき、東の空が白んで明るく見えること。《季 秋》「いつか—のした、うす明るい空にそむいて」〈芥川・偸盗〉
つゆ‐の‐ま【露の間】
露がおいてから消えるまでの間。転じて、ちょっとの間。「ぬれてほす山路の菊の—にいつか千歳(ちとせ)を我は経にけむ」〈古今・秋下〉
面(つら)を見返(みかえ)・す
自分を辱めた人に仕返しをする。「いつかあいつの—・してやる」