などか‐も
[連語]「などか」に詠嘆の気持ちを込めた言い方。どうして、まあ。「—妹(いも)に告(の)らず来にけむ」〈万・五〇九〉
ななつさがり‐の‐あめ【七つ下(が)りの雨】
午後4時過ぎに降り出した雨。大概は長く降り続くので、なかなか終わらないもののたとえにいう。
何(なに)をがな
何かよいものがあればそれを。何かを。「—形見に嫗に取らせんと」〈今昔・一六・九〉
なな‐よ【七夜】
1 7日間の夜。七晩。また、数多くの夜。「月重ね我が思ふ妹(いも)に逢へる夜は今し—を継ぎこせぬかも」〈万・二〇五七〉 2 子どもが誕生してから7日目の夜の祝い。おしちや。「たけならぬ二葉の松の...
なに‐が【何が】
[連語]《代名詞「なに」+格助詞「が」》 1 反語の意を表す。どうして…か、そんなことはない。「そんなに着ていて、—寒いものか」「—惜しかろ。…是(これ)もそちにやるぞ」〈続狂言記・秀句大名〉 ...
なにも【汝妹】
《「なのいも」の音変化。本来「な」は一人称》男が女を親しんで呼ぶ語。あなた。「愛(うつく)しき我(あ)が—の命(みこと)」〈記・上〉
なにと‐かも【何とかも】
[連語]どういうわけでまあ…か。どうしてまあ…か。「本ごとに花は咲けども—愛(うつく)し妹(いも)がまた咲き出来(でこ)ぬ」〈孝徳紀・歌謡〉
ない‐しょう【内証】
1 仏語。自己の心の内で真理を悟ること。内面的な悟り。 2 表向きにせず、内々にしておくこと。外部には隠しておくこと。また、そういう意向。内密。ないしょ。「—にてのお掛合いも愈(いよいよ)手切と...
無(な)きにな・す
ないものとする。数のうちに入れず、顧みない。「わが身を—・しても」〈源・賢木〉
とくべつ‐そんえき【特別損益】
企業の通常の活動以外の特別な要因によって一時的に発生した損益で、金額が大きいもの。損益計算書の区分の一つ。長期保有目的の有価証券や固定資産などの売却損益、災害による損失などが含まれる。経常損益(...