し‐き【紫気】
紫色の雲気。「相摸灘上の—いよいよ勢猛く騰上して」〈蘆花・自然と人生〉
やよ・し
[形ク]いよいよ多い。たいそう多い。「わたくしの老いの数さへ—・ければ」〈古今・雑体〉
へんちき‐りん【変ちきりん】
[名・形動]「へんてこりん」に同じ。「愈(いよいよ)—な事を言うと」〈漱石・吾輩は猫である〉
びょう‐よみ【秒読み】
1 時間の経過を秒単位で読みあげること。特に、開始や終了の時刻までを秒ごとに読みあげること。 2 時間的に間近に迫っている状能にあること。「選挙もいよいよ—の段階だ」
ふう‐きょう【風教】
1 徳をもって人々を教え導くこと。風化。「全国男子の—はいわゆる武士道をもって陶冶する事」〈藤村・夜明け前〉 2 風習。「社会の—は愈(いよいよ)封建制度に適して発達せり」〈田口・日本開化小史〉
び【弥〔彌〕】
[常用漢字] [音]ビ(漢) ミ(呉) [訓]や いや いよいよ 〈ビ〉 1 端から端まで及ぶ。わたる。「弥久」 2 すみずみまで。ひとわたり。「弥縫」 3 (「瀰(び)」と通用)どこまでも広...
ます‐ます【益/益益】
[副]《動詞「ま(増)す」を重ねた語》程度が一層はなはだしくなるさま。いよいよ。「風雨は—激しくなる」「老いて—盛んだ」
はら‐すじ【腹筋】
[名・形動] 1 腹の筋肉。 2 《「腹筋を縒(よ)る」から》おかしくてたまらないこと。また、そのさま。「アハハハ弥々(いよいよ)—だ」〈二葉亭・浮雲〉 「甚平からからと笑ひ、ああ—な」〈浄・鑓...
ほけ‐し・る【惚け痴る】
[動ラ下二]ぼけてぼんやりする。「物を思ひ沈み、いよいよ—・れてものし給ふ」〈源・真木柱〉
身(み)重(おも)・し
声望が高く、重んじられる。「いよいよ—・く勢ひそふ事かぎりなく」〈増鏡・新島守〉