なだ【涙】
なみだ。江戸時代、奴(やっこ)などの間で用いられた語。「心中がうれしくて、うら、—がこぼるる」〈浄・加増曽我〉
な‐だい【名代】
[名・形動] 1 名前を知られていること。評判の高いこと。また、そのさま。「—の色事師」「竜閑橋(りゅうかんばし)や、—な橋だがね」〈漱石・草枕〉 2 名目として掲げる名前。名義。名目(めいもく...
ナタ‐デ‐ココ【(スペイン)nata de coco】
ココナツミルクに酢酸菌を加え、発酵させた食品。寒天に似るが独特の歯ごたえがあり、デザートなどに用いられる。
なげし【長押】
日本建築で、柱から柱へと水平に打ち付けた材。もとは柱を連結する構造材であったが、貫(ぬき)が用いられるようになってから装飾化した。取り付ける位置によって、地長押・腰長押・内法(うちのり)長押・蟻...
なぐさ・める【慰める】
[動マ下一][文]なぐさ・む[マ下二] 1 何かをして、一時の悲しみや苦しみをまぎらせる。心を楽しませる。心をなごやかに静める。「失意の友を—・める」「音楽に—・められる」 2 労をねぎらう。い...
なにか‐は【何かは】
[連語] 1 反語の意を表す。何が…か、いやそんなことはない。「折にふれば、—あはれならざらん」〈徒然・二一〉 2 反語の意を表す。どうして…か、いや…はしない。「葎(むぐら)はふ下にも年は経ぬ...
ないし‐きょう【内視鏡】
体内の腔所を観察するための光学系を組み込んだ医療器具。気管支鏡・胃鏡・腹腔鏡・膀胱(ぼうこう)鏡・直腸鏡などがあり、現在はファイバースコープが広く用いられる。
ナイトロックス【nitrox】
潜水用の混合気体の一。窒素と酸素からなり、酸素濃度は30数パーセントであり空気よりも高い。窒素酔いと減圧症の危険性を軽減する効果がある。通常40メートル以浅の潜水で用いられる。→トライミックス ...
ない‐ざい【内在】
[名](スル) 1 あるものが、そのものの中におのずから存在すること。「人の心に—する道徳律」⇔外在。 2 哲学で、超越に対し、現象がみずからの内にその根拠・原因をもっていること。神が世界の内に...
ないざい‐いん【内在因】
事物の内部から作用して、その運動・変化を引き起こす原因。アリストテレス哲学において、生物などの運動・変化の説明に用いられた。汎神論では、神は世界の内にあって働きかけると説かれる。⇔外在因。