いわ・す【言わす】
[動サ五] 1 言うように仕向ける。しゃべらせる。「そこまで私に—・すのか」 2 言うことを許す。自由に話させる。「一言だけ—・してほしい」 3 音を立てる。「椅子をがたがた—・す」
いわず‐かたらず【言わず語らず】
[連語]何も言わないこと。暗黙。「—のうちに納得する」
いわず‐と‐しれた【言わずと知れた】
[連語]言わなくてもわかっている。わかりきった。「健康が第一なのは—ことだ」
いわず‐もがな【言わずもがな】
[連語]《動詞「い(言)う」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連用形+終助詞「もがな」》 1 (「の」を伴って連体詞的に用いて)言わないほうがよい。言わでもの。「—のことを言う」 2 言うまでもな...
いわ‐せ【岩瀬/石瀬】
石の多い川瀬。「直に行かず此(こ)ゆ巨勢路(こせぢ)から—踏み求(と)めぞわが来し恋ひてすべなみ」〈万・三三二〇〉
いわせ【岩瀬】
姓氏の一。 [補説]「岩瀬」姓の人物岩瀬京伝(いわせきょうでん)岩瀬忠震(いわせただなり)
いわせ‐の‐もり【岩瀬の森】
奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町竜田(たつた)付近にあった森。紅葉・ホトトギスの名所とされた。[歌枕]「神奈備の—の呼子鳥いたくな鳴きそ我(あ)が恋増さる」〈万・一四一九〉
いわ・せる【言わせる】
[動サ下一] 1 「言わす1」に同じ。「世間にあっと—・せる壮挙」 2 「言わす2」に同じ。「—・せておけばいい気になって」 3 「言わす3」に同じ。「小銭をじゃらじゃら—・せる」 4 (「…に...
いわ‐そそく【岩注く】
[枕]《「いわそそぐ」とも》高い所から岩の上に水が垂れ注ぐ意から、「岸」「たる」にかかる。「—岸の浦廻(うらみ)に寄する波」〈万・一三八八〉 「—垂氷(たるひ)の上にさす日影」〈千五百番歌合・一〉
いわた【岩田】
姓氏の一。 [補説]「岩田」姓の人物岩田藤七(いわたとうしち)岩田涼菟(いわたりょうと)