いん【尹】
1 弾正台(だんじょうだい)の長官。 2 左京職・右京職の長官の唐名。
いん【引】
1 漢文の文体の名。序の類で短いもの。はしがき。 2 俳諧で、本文を導き出すための句。 3 楽府(がふ)の一体。
いん【印】
1 個人・団体・官職のしるしとして文書に押し、その責任や権威を証明するもの。木・竹・石・角・金属などに、文字や記章を彫ったもの。印形(いんぎょう)。判。はんこ。 2 《(梵)mudrāの訳。封印...
いん【因】
1 物事の原因。もと。「失敗の—をなす」 2 仏語。直接の原因。⇔果。 3 古代インドの論理学で、論証しようとする命題(宗)の理由を述べる部分。
いん【員】
1 人や物の数。 2 (名詞に付き、接尾語的に用いる)ある組織に加わっている人、組織の中で何かの役や係を持つ人の意を表す。「銀行—」「評議—」「係—」
いん【殷】
中国古代の王朝名。自称は商。「史記」殷本紀などによれば、成湯王が夏(か)の桀(けつ)王を滅ぼして創始し、第30代の紂(ちゅう)王のとき周によって滅ぼされた。前16世紀ごろから、前11世紀ごろとさ...
いん【院】
[名] 1 「大学院」の略。「—卒」 2 上皇・法皇・女院(にょいん)の御所。転じて、上皇・法皇・女院の尊称。「—の御所」 3 貴人の邸宅や別荘。「その—の桜ことにおもしろし」〈伊勢・八二〉 ...
いん【淫/婬】
1 性欲。色欲。また、みだらであること。「—にふける」 2 精液。「不浄の—付きて染みたり」〈今昔・一七・四五〉
いん【陰】
1 易学で、陽に対置されて、消極的・受動的であるとされるもの。地・月・夜・女・静・偶数など。⇔陽。 2 人目につかないこと。表面に現れない部分。⇔陽。→陰に
いん【飲】
1 飲むこと。また、飲むもの。飲料。「一瓢(いっぴょう)の—」 2 酒を飲むこと。酒宴。「一夜の—を共にする」