うけ‐たまわり【承り】
主君や上司から命令を受けてその旨を執り行うこと。また、その人。「大膳大夫(だいぜんのだいぶ)成忠が—」〈平家・一〇〉
うけ‐たまわ・る【承る】
[動ラ五(四)]《上位者から命令などを「受け」「いただく」の意の「受け賜る」から》 1 「受ける」の謙譲語。謹んで受ける。お受けする。「大役を—・る」 2 「聞く」の謙譲語。謹んで聞く。拝聴する...
うけ‐だ・す【請(け)出す】
[動サ五(四)] 1 代価を支払って質物などを引き戻す。「質ぐさの時計を—・す」 2 抱え主に前借り金などを返して、遊女などを身請けする。「芸者を—・す」
うけ‐だち【受(け)太刀】
1 切りかけられたとき、太刀で防ぐこと。また、その際の太刀。 2 切り合いで、相手に鋭く攻められ、守勢になること。 3 (多く「受け太刀になる」の形で)議論・会話などで相手の攻勢が激しくて受け身...
うけ‐ち【請地】
1 中世の荘園制で、地頭などが毎年一定額の年貢を請け負って納入する代わりに、支配権の委任を受けた土地。 2 琉球(りゅうきゅう)で、農地の割り替えの対象とならなかった土地。
うけ‐つ・ぐ【受(け)継ぐ】
[動ガ五(四)]前の人が残した仕事などを引き受けて行う。また、ある人の性質や意志などを引き継ぐ。継承する。「伝統工芸を—・ぐ」「母親の気性を—・ぐ」
うけ‐つけ【受(け)付(け)】
[名](スル) 1 申し込み・文書などを受け取ること。「願書の—」「—した順に呼ぶ」 2 (受付)来訪者・参集者の用件などを聞いて、取次をする所。また、その係。「病院の—」
うけ‐つ・ける【受(け)付ける】
[動カ下一][文]うけつ・く[カ下二] 1 申し込みや依頼などに応じて処理をする。「申請を—・ける」 2 相手の言い分や願いなどを聞き入れる。「友人の忠告を—・けない」 3 ある動作・作用に対応...
うけ‐つぼ【受け壺】
戸締まり用の掛け金がはまる金具。壺金(つぼがね)。
うけづき【受け月】
伊集院静の短編小説。平成4年(1992)刊行。同年、第107回直木賞受賞。