うす‐くち【薄口】
1 吸い物・煮物などの味の薄いもの。⇔濃い口。 2 「薄口醤油」の略。 3 土瓶・ちょこなどの薄手のもの。「—の茶碗」
うすくち‐しょうゆ【薄口醤油】
色が薄い醤油。そのわりに塩分はやや濃い。関西風料理で多く用いる。
うす‐ぐも【薄雲】
薄く広がっている雲。俗に、巻層雲のこと。 源氏物語第19巻の巻名。藤壺の死や、冷泉帝が光源氏を実父と知って譲位の意向を漏らすことなどを描く。
うす‐ぐもり【薄曇(り)】
空がほぼ全体的に薄く雲に覆われていること。また、そのような天気。気象用語としては、雲量が9以上で、巻雲・巻層雲・巻積雲の雲量が、他の雲より多い場合をいう。
うす‐ぐも・る【薄曇る】
[動ラ五(四)]雲や霞(かすみ)が薄く一面にかかって空を覆う。「空が、急にさっと—・ると」〈有島・生れ出づる悩み〉
うす‐ぐら・い【薄暗い】
[形][文]うすぐら・し[ク]ほのかに暗い。「—・い部屋」 [派生]うすぐらさ[名]
うす‐ぐれ【薄暮れ】
夕方、薄暗くなる時分。薄暮(はくぼ)。夕暮れ。
うす‐ぐろ・い【薄黒い】
[形][文]うすぐろ・し[ク]少し黒い。ぼんやりと黒みがかっている。「—・い疲れた顔」「—・く汚れた手」