うたき【御岳】
沖縄地方で、村の中心となる聖地。老木の生い茂った森に自然石などがあり、祝女(のろ)が神に祈る場所とされている。おたけ。→斎場(せいふぁあ)御岳 →園比屋武(そのひゃん)御岳石門
うた‐ぎれ【歌切】
和歌の冊子・巻物などにある古人の名筆を、手鑑(てかがみ)にはりつけたり掛け物に仕立てたりするのに適した大きさに切り取ったもの。古今集高野切(こうやぎれ)、小野道風の本阿弥切(ほんあみぎれ)など。
うた・く
[動カ四]ほえる。うなる。「その猪怒りて、—・き寄り来つ」〈記・下〉
うたく‐こつ【烏啄骨】
⇒烏口骨(うこうこつ)
うた‐くず【歌屑】
へたな和歌。「古今集の中の—とかや言ひ伝へたれど」〈徒然・一四〉
うた‐ぐち【歌口】
1 笛・尺八などの管楽器で、口を当てて吹く穴。 2 和歌をじょうずに詠むこと。また、その人。 3 和歌の詠みぶり。「稽古も—もおなじ程の人の」〈ささめごと〉
うた‐ぐさり【歌鎖】
和歌を使った遊戯。文字鎖の一。和歌の末尾の文字、または下の句の最初の文字を、次の人が上の句の頭に置いて詠み続けるもの。
うたぐり‐ぶか・い【疑り深い】
[形]「うたがいぶかい」に同じ。「—・い目で人を見る」
うたぐ・る【疑る】
[動ラ五(四)]怪しいと思う。「うたがう」のやや俗な言い方。「最初から—・ってかかる」 [補説]「うたがう」と「かんぐる」の混合形といわれる。 [可能]うたぐれる
うたげ【宴/讌】
酒宴。宴会。さかもり。「うちあげ(打ち上げ)」の音変化とも、歌酒の意ともいう。