うち‐はぶ・く【打ち羽振く】
[動カ四]羽ばたく。「—・き鶏(とり)は鳴くともかくばかり降り敷く雪に君いまさめやも」〈万・四二三三〉
うち‐は・む【打ち塡む】
[動マ下二] 1 ほうり込む。投げ入れる。「鶯(うぐひす)の鳴くくら谷に—・めて焼けは死ぬとも君をし待たむ」〈万・三九四一〉 2 閉じ込める。押し入れる。「なほありかせそめじ。—・めて置きたるぞ...
うち‐はやし【打ち囃子】
太鼓・鼓などを打つこと。近世、男子のたしなみとされた遊芸。「茶の湯、盤上、—、男の芸に一つでも」〈浄・歌念仏〉
うち‐はや・す【打ち囃す】
[動サ五(四)] 1 太鼓などを打って調子をとる。「鉦(かね)や太鼓を—・す」 2 はやしたてる。おだてあげる。「仲間から—・される」
うち‐はや・す【打ち早す】
[動サ四]馬などをむちで打って速く歩ませる。急がせる。うちはやむ。「馬—・して先立つもありて」〈かげろふ・中〉
うち‐はや・る【打ち逸る】
[動ラ四]調子に乗る。勇み立つ。「ある上達部のおほむこ、—・りて物怖ぢせず」〈堤・虫めづる姫君〉
うち‐はらい【打(ち)払い】
1 攻撃して、敵を追い払うこと。「異国船—令」 2 ちり・ほこりをはたいて取り除く道具。はたき。ちりはらい。 3 ちり・ほこりなどを取り除くこと。「ここかしこ—などしてしばし居たる程に」〈今昔・...
うち‐はら・う【打(ち)払う】
[動ワ五(ハ四)] 1 たたいたりふるったりして払いのける。「ほこりを—・う」「降りかかる火の粉を—・う」 2 攻撃して追い払う。「異国船を—・う」 3 攻めて滅ぼす。「攻め入りて、同九月三日、...