えん‐しょ【艶書】
《古くは「えんじょ」とも》恋心を書き送る手紙。恋文。懸想文(けそうぶみ)。艶状。「袂(たもと)の中へいつの間にか入れられてあった—の文句を」〈荷風・寝顔〉
えんしょ‐あわせ【艶書合(わ)せ】
歌合わせの一。左右の組に分かれ、恋文や恋歌を作り合って優劣を競う遊び。懸想文(けそうぶみ)合わせ。
おい‐かけ【老懸/緌】
武官の正装の冠につけて顔の左右を覆う飾り。馬の尾の毛で扇形に作ったものを掛緒(かけお)でつける。冠(こうぶり)の緒。ほおすけ。
おうきょ‐でら【応挙寺】
兵庫県美方郡香美町にある真言宗大乗寺の別称。円山応挙が門人を引き連れて行き、襖絵(ふすまえ)・屏風(びょうぶ)・軸物などを揮毫(きごう)したところからの名。
おうみ‐ぶな【近江鮒】
琵琶湖産のゲンゴロウブナ。
おおし【凡】
[副]おおよそ。総じて。「—垣下(かいもと)あるじ、甚だ非常(ひざう)に侍りたうぶ」〈源・少女〉
おぎゃあ
[副]赤ん坊の泣き声を表す語。「—と産声(うぶごえ)をあげる」
おそい【襲】
1 上着。女房などが、袿(うちき)・打ち衣(ぎぬ)の上に着たもの。「御—はいづれをか奉らむ」〈宇津保・内侍督〉 2 上を覆うもの。覆い。「車の簾、かたはらなどに挿し余りて、—、棟などに」〈枕・九...
お‐たかもり【御高盛(り)】
椀に飯を高く盛り上げること。また、その飯。誕生の産飯(うぶめし)、婚礼の日の夫婦固めの飯、葬式の枕飯など。
おとこ‐こうぶり【男冠】
男が位階を与えられること。叙位。叙爵。→女冠(おんなこうぶり)