うら‐や【裏屋】
「裏店(うらだな)」に同じ。「くれゆく空のたどたどしきに—はまして薄暗く」〈一葉・にごりえ〉
うら‐やき【裏焼(き)】
写真の焼き付けのとき、ネガの表裏を逆に処理し、左右逆にでき上がること。また、その写真。裏焼き写真。
うら‐やく【浦役】
1 漁村で浜や漁業を管理する役目。浜役。浜がかり。 2 江戸時代、漁村民に課せられた賦役(ふえき)・雑税。浜役。
うらやく‐せん【浦役銭】
室町時代、漁業税として、浦方の住民に課した臨時の税。また、江戸時代、浦役として代納された金銭。
うら‐やくそく【裏約束】
1 表向きにできない約束。 2 遊里で、遊女と初会のときに再度会うという約束を結ぶこと。「裏を返す」という約束。「初会のいりめ、—、三会目の床花」〈黄・金生木〉
うらや‐さん【占屋算】
占い。特に、算木・筮竹(ぜいちく)を使って行う占い。また、それを業とする者。占い算。「—、占(うら)の御用、しかも上手」〈虎寛狂・居杭〉
うらやす【浦安】
千葉県西部の市。東京湾に面し、ノリ・アサリ・ハマグリの養殖が盛んであったが、埋め立てが進み、近年都市化が著しい。東京ディズニーリゾートがある。人口16.5万(2010)。
うら‐やす【心安】
[形動ナリ]心が安らかなさま。「春へ咲く藤の末葉(うらば)の—にさ寝る夜そなき子ろをし思へば」〈万・三五〇四〉
うらやす‐し【浦安市】
⇒浦安
うらやす‐の‐くに【浦安の国】
《「心安(うらやす)の国」の意》大和国、または日本国の美称。「この国を目(なづ)けて曰(い)はく、日本(やまと)は—、細戈(ほそほこ)の千足る国」〈神武紀〉