うら‐が・れる【末枯れる】
[動ラ下一][文]うらが・る[ラ下二]冬が近づき、草木の枝先や葉先が枯れる。「—・れた野山を歩く」《季 秋》「ものの情濃く薄く芝—・れぬ/楸邨」
うら‐がわ【裏側】
裏のほう。また、裏面。「山脈の—」「事態の—が見えてきた」⇔表側。
うら‐き【末木】
樹木の先のほう。こずえ。⇔本木(もとき)。「然るところその伽羅(きゃら)に本木(もとき)と—との二つありて」〈鴎外・興津弥五右衛門の遺書〉
うら‐ぎって【浦切手】
《「うらきって」とも》江戸時代、遭難した船が海岸にたどりついた場合、その土地の役人が船の破損状態や積み荷の状態を調査して作った証明書。浦証文。浦手形。
うら‐きど【裏木戸】
1 家の裏にある木戸。 2 芝居小屋などの裏手の出入り口。関係者が出入りする。
うら‐きもん【裏鬼門】
鬼門と反対の方角。南西の方角。家相では鬼門とともに忌む。ひつじさる。
うら‐きん【裏金】
1 日本画で、絵絹の裏から金箔(きんぱく)を当てたもの。裏箔(うらはく)。 2 裏に金箔を張った陣笠(じんがさ)。侍大将などがかぶった。 3 江戸時代、藩札発行の際に、その兌換(だかん)のために...
うら‐ぎく【浦菊】
キク科の越年草。海岸の湿地に生え、高さ約1メートル。茎は直立し、赤みを帯びる。葉は披針(ひしん)形。秋、周囲が紫色で中心が黄色の頭状花を多数つける。実には長い白い毛がある。浜紫苑(はましおん)。
うら‐ぎく【裏菊】
菊の花を裏から見た形の図案。紋所・衣服の模様、鎧(よろい)の飾り金具などに用いる。
うら‐ぎり【裏切り】
うらぎること。味方を捨てて敵方についたり、約束・信義・期待に背いたりすること。「—者」「—行為」